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Intel、「Intel 18A」プロセスの現状と、2025年前半に量産を開始する予定を発表

3行まとめ

Intelは、Intelが提供する次世代の半導体製造プロセスノード「Intel 18A」の現状についてアナウンスし、2025年上半期に量産を開始することを明らかにしました。

Intel 18A

現在提供されているIntel製品に採用されている最新のIntelの製造プロセスは「Meteor Lake」で採用されているIntel 4あるいは、「Sierra Forest」のIntel 3となっており、今年から来年には、次期プロセスのIntel 20Aで製造される「Arrow Lake」が発表される見込みです。

Intel 18Aは、Intel 20Aの後継となるプロセスノードで、Intelが2021年に発表した五カ年計画の最後となるプロセスノードです。現在では、18Aから先のIntel 14A、Intel 10Aもアナウンスされており、2027年程度までのロードマップが明かされています。

そのIntel 18Aですが、Intelは現状を報告しました。Intel 18Aプロセスで製造された「Panther Lake」と「Clearwater Forest」が出荷され、OSが起動したと報告しました。現時点ではまだサンプルの段階であり、本格的な製造が始まるのは2025年上半期を予定しているとのことです。

Intel 3がサーバー向け中心になっているのに対して、それ以外のプロセスはクライアント〜サーバーまでを担います。

Intel 18Aでは、RibbonFETやPowerViaなどの新技術も引き続き採用されており、すでにIntel 18Aで製造する製品を設計するためのツール「18A Process Design Kit (PDK) 1.0」を顧客に向けて提供しているとしています。

Panther LakeとClearwater Forest

さて、今回の発表で出てきた「Panther Lake」と「Clearwater Forest」についてざっと。

Panther Lakeは、今年9月に登場する「Lunar Lake」とその後登場する「Arrow Lake」の次の世代(おそらく第3世代Core Ultra)となるCPUラインナップです。それ以外は不明ですが、Intel 18Aで製造されていることがわかります。

Clearwater Forestは、Sierra Forestの後継であり、Eコア系のXeonプロセッサに採用されます。

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