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【Blog 12/17】Osaka MetroのQRの1日乗車券を使ってみた

本日の内容

先週末、少し出かけたときに往復620円を超えそうだったので、土日祝用の「Osaka Metro・大阪シティバス 1日乗車券」を買って使ってみました。

1日乗車券

この1日乗車券は、旧来存在している磁気カード版の「エンジョイエコカード」と同じ効果を持っています。具体的には、購入日から一定の期間内の利用でOsaka Metroと大阪シティバスが1日乗り放題というもの。残念ながら、乗り入れ先の阪急や近鉄、北急をはじめとした他社路線では利用できないものの、土日祝は620円と私鉄に比べて運賃が割高なOsaka Metroではあまりにも使い勝手が良すぎる乗車券です。

エンジョイエコカードも1日乗車券もともに購入から30日以内が有効期間(1回使い始めたらそこから1日以内)という制限はありますが、だいたい使用する直前の購入になるでしょうし、問題はないでしょう。

エンジョイエコカードと1日乗車券の違いは明確。チケットの媒体です。エンジョイエコカードは前述の通り磁気カードとなっており、実際に紙があります。一方で、1日乗車券はスマートフォンで購入し、チケットの媒体はQRコードとなっています。

使ってみる

ということで、使ってみました。購入は、Osaka Metroのe-Metroアプリから。

購入したあと、ホーム画面かMYチケ画面の「チケット購入」を押すと、発売中のチケットが表示されます。大体の期間で平日用と休日用の1日乗車券が表示されるはずです。

チケット購入画面へのアクセス方法

あとは基本的に画面のとおりにアクセスすればOK。

ここからスクショないです申し訳ない。

使用時は、MYチケにアクセスして、MYチケットにある該当のチケットの「QRコードを表示」を押してQRコードを表示し、改札機のQRコードリーダに画面をかざします。

「e METRO」アプリでQRコードを活用したデジタル乗車券サービスを提供します|Osaka Metro

感想

では、少し感想を。

良かった点

思ったよりも使いやすい

良かった点はまず、思ったよりも使いやすかったという点。

基本的にICOCAでなれるとやや抵抗がありますが、基本的には画面出して、かざして通るといった感じなので、手間がちょっと増えるかなっていうくらいです。

いつでも購入できる

エンジョイエコカードは、券売機による販売となっており、券売機まで足を運ぶ必要がありましたが、1日乗車券はそのようなことをせず、スマホで購入から使用が完結します。

特に近年、インバウンドやICOCAの普及による券売機の減少などで券売機が混みやすいタイミングで、非常にありがたいような形です。

また、真夜中でも購入できました。

悪かった点

改札機の場所がわからない

私が利用したのが御堂筋線 なんば駅。人が1日中多い繁華街ですが、ここで一つ、QRコードリーダの設置された改札がわからないという問題が発生しました。

というのもQRコードリーダは、改札機においてICカードリーダよりも手前かつ低い位置にあるため、改札機の手前側が混雑すると、その場所がわからないのです。しかも、QRリーダは改札の拡張改造によって搭載されているようで、改札の色自体も違いがないので、わかりにくさに拍車を掛けています。

この点については、よりQRチケットが普及することで、ICカード同様にすべてのゲートにQRリーダが搭載されることが期待されますね。

それまでは、天井に対応通過方法をかいてほしいかもしれない。

場所

ICカードリーダよりもQRコードリーダが低くなっているのもやや気になります。

今思えば、ICカードリーダの高さって非常に理想的な高さだなぁと思いますが、QRコードリーダは低すぎます。結果として、改札機の場所がわからないという問題も発生するのですが、やや前かがみになったのは気になるところです。

また、QRコードリーダの場所はかなり手前です。ICや切符がゲート通過と同時にカードをかざす・投入するのに対して、QRコードを読ませるタイミングは、ゲートに進入する直前となりタイミングがズレます。まあ慣れだと思いますが。

通過可能かわかりにくい

改札でICや切符を使用する場合には、なにか問題が発生した場合、すぐに弾かれるため通過可能かがすぐに分かるのですが、前述の通りQRコードはICと比較して読み取りから通行までに時間がかかるため、通行可能かがわかりにくいのです。

あと、シンプルにこれは私の意識かもしれませんが、QRコードの読み取りには時間がかかる気がしているので、どれくらいの時間かざせばいいのかがわかりにくいというのもあります。

また、音も気になります。読み取り時の音が「ピッ」などのICの通過時とは異なり「ぴろり~ん」という音になっています。それ自体はいいのですが、複数レーンで同時にQRが使用されたときに、自分のレーンなのかがわかりにくいという問題がありました。特に、タイミングがICと異なることから、通過可能かどうかの確認において音は非常に重要です。

ゲートがまだ少ない

駅にもよりますが、QRコードリーダを搭載しているゲートが1レーンしかない駅もあります。このような駅で、QRコード使用レーンで問題が発生していると、入出場できない問題があります。これまた普及に期待です。

バッテリーがきになる

完全に私のエゴですが、バッテリーを必要以上に気にしないといけないというのもあります。

ICの場合、物理的なカードがあるかApple Payの場合、iPhoneのエクスプレスカード向けの予備バッテリー機能があるので気にしなくていいのですが。

もし、バッテリー切れで出場できないとかの場合、どうなるんですかね?

普及してほしい

と、ばっと個人的な感想を述べてみましたが、悪かった点は概ね 普及段階だからというのが原因です。今後、QRがより普及することで、これらの問題は解消するはずです。

個人的には、使いやすいっちゃ使いやすいとは思います。少なくとも、ICの代替としては非常に有用だとおもいます。

今後、改札機の更新が起こればQRコードリーダとICカードリーダが一体化する可能性も高いですし、より改善していくと思います。

あとはApple Payの呼び出しジェスチャでQR表示できるようになれば・・・。割とありえるんじゃなかろうか?