報道によると、JASMが熊本第1工場が量産を開始したことがわかりました。
熊本工場
JASMは、TSMCの日本での半導体製造を行う子会社で、TSMCが大多数の出資を行っていますが、Sony Semiconductor Solutionsやデンソー、トヨタが少数株主として参画しており、主に日本向けにロジック半導体の供給を行います。
今回稼働を開始した熊本第1工場は、熊本県菊陽町にある工場で、28/22nm、16/12nmのやや古いプロセスであるものの、国内で需要がある半導体を製造します。
熊本工場の稼働は、TSMC初の台湾以外での稼働となっています。
国内では、最も先端のプロセスの製造となります。熊本工場での生産能力は12インチウェハを1ヶ月あたり5.5万枚となっています。
岸田前政権では、半導体の国内供給網を強化する政策を掲げ、JASMに対しても最大4,760億円を投入しています。
今後
日本では今後、より先端なプロセスの稼働が待っています。
2025年には、Rapidusが試験稼働が始まり、2027年までに量産が始まる見込みで吸う。
更に、JASMでも7nmや6nmの製造プロセスの稼働も計画されています。