
Linux 7.0がStableに到達しました。
Linux 7.0
Linux 7.0は、Linuxのメジャーバージョン(x.y.zのxの部分)が7に到達した初めてのバージョンですが、大幅なアップデートがあったというわけではありません。これは、マイナーバージョン(x.y.zのyの部分)が20に到達または超えたときにメジャーバージョンが更新されるというLinuxの慣例に従ったものです。
新機能や重要な変更を確認してきましょう。
- Linux 6.1から「実験的」に導入が進んでいるRustの採用ですが、Linux 7.0では「実験的」な採用ではなく、本格的な採用となりました。
- Rust 1.95への対応の準備
- Linux 7.0ではスケジューラが更新され、6.13で導入されていた「lazy preemption」がデフォルトで有効化されています。
- XFSの自己修復機能
- 関数のインライン化によるUDPパフォーマンスの向上
- マルチレーンSPIのサポート
- Apple USB Type-Cのサポート強化
- Wi-Fi 8の初期サポート
- Intel Panther Lakeの「Slow」ワークロードへのサポート強化
- LoongArch向けのサポート強化
- Zen 5のCXLサポート
- Intel Nova Lakeのグラフィックサポート
AIのサポート
Linux 7.0のリリースノートのなかで、Linus Torvalds氏はAIによるコードについて重要な指針を示しました。
簡単に説明するとAIによるコードは排除しないが、コード自体は法的に裏付けられた人間が最終的な責任を持つというもの。
AIによって記述されたコードとOSSの関係については度々議論になっていましたが、Linuxの管理者によって示されたこの方針は、他のOSSの開発にも大きな影響を及ぼしそうです。
展開
Linux 7.0は、すでにArch Linux・Gentooなどでで利用可能になっており、まもなくリリースのUbuntu 26.04 LTSや、Fedora 44にも採用される予定となっています。
なお、Linux 7.0が年初の見込みより若干遅延しましたが、Ubuntu 26.04 LTSは4月23日にStableに到達する予定です。一方Fedora 44は別の重大な問題によりやや遅延し4月28日にStableに到達する予定です。
Linux 7.1
次期バージョン、Linux 7.1のマージウィンドウはすでに開かれておりすでに注目の変更がいくつか加わっています。
とくに話題となっているのはIntel 486(i486)のサポートが廃止される予定となっているものです。
順調に行けば6月下旬にLinux 7.1がStableに到達する予定です。
Linux 7.1は、