錦です。
世界で比較的安全とされているiOSですが、完璧ではありません。今回は非常に重要な情報がありました。
米セキュリティ企業「Zimperium」は、機械学習を利用し、アプリの不審な動きを感知する調査を行ったところ、AppStoreのアプリ数のうち2.2%程を占める、1101このアプリで、情報を外部に流出させる問題があるとしています。
5,000万ダウンロードを超えたアプリもあり、他人ごとではない様子です。
問題の中には、既知のマルウェアのほか、パスワード情報の保存されたKeychainを共有するもの、端末の識別番号(UUID)を勝手に読み取るもの、共有のUSB充電ケーブルからデータを抜き取ろうとするものなど、7つに分類されています。
複数の問題を持つアプリも少なくなく、中には5つの問題を持つアプリが4点あったほか、最もひどい構造のアプリの最新バージョンが85万回以上ダウンロードされていました。
特に企業ユーザーにとっては、脆弱性のあるアプリによって機密情報の流出のリスクがあるため、事態は深刻なものとなります。