Qualcommは、「Snapdragon X Plus」を発表しました。「Snapdragon X Elite」の廉価グレードとなるPC向けのSoCとなります。

Snapdragon X Plus

Snapdragon X Plusは、Qualcommの次世代PC向けSoCです。

CPUは、3.4 GHzで駆動するArm ISAかつQualcommのオリジナルIPである「Oryon」を10コア搭載しています。CPU性能は、Apple M3より10%高速、同じ消費電力でのCore Ultra 7 155Hより37%高速であるとしています。この情報から、X EliteはX Plusよりも17%程度の性能向上が果たされています。

GPUはAdrenoで、3.8 TFLOPSとなっています。同等の電力でCore Ultra 7 155Hの36%、性能をあわせると50%少ない電力で駆動するとしています。

NPUは変わらず単体45 TOPSとなっています。NPUによって、VSCodeでのCodegenによるコード生成、Riffusionを使用してのAudacityでの音楽生成、OBS Studioでのライブキャプションをオンデバイスで実行することが出来ます。

ワイヤレスでは、Snapdragon X65とFastConnect 7800を搭載し、下り最大10 Gbps、上り最大3.5 Gbps、Wi-Fi 7/6E、Bluetooth 5.4をサポートしています。

I/O面では、メモリが最大64GBのLPDDR5X-8448、帯域幅が135 GB/sとなっており、内部インターフェイスでは、PCIe 4.0、UFS 4.0をサポートしている他、USB4をサポート死ています。