錦です。
安倍首相は、東京・神奈川・千葉・埼玉・北海道の緊急事態解除宣言の会見にて、新型コロナの感染拡大防止策のアプリについてコメントしました。
濃厚接触通知アプリ
濃厚接触通知アプリは、感染者と一定時間、同じ空間(近くにいた)場合に通知されるアプリです。
仕組み
おそらく、国が提供するアプリで、国からの監視が心配だという方もおられると思いますので、かんたんに説明すると、
このアプリでは、アプリをインストールした端末で、近くに接近したユーザーの端末すべてを匿名で保存し、あとで接近した端末が感染者であることが明らかになったら接近・接触したユーザーに通知するというものです。
GPSは収集できず、接触したかどうかという判断はBluetoothを使用し判断されています。情報収集については、最小のものに限られ、利用もコロナ対策にしか使えません(AppleとGoogleの利用規約)。
一応、日本では厚生労働省がアプリを制作し、それを配布します。厚労省が国民に配布するまでにGoogleとAppleによる審査があり、その審査を経てGoogle Play StoreとApp Storeに公開されます。
もっと詳しい仕組みは以下の通り
- スマートフォン上で、毎日ランダムに生成するキー(仮称:鍵その1)と、「鍵その1」をもとに15分に一度生成するキー(鍵その2)が用意される。
- ユーザー同士が近くにいるとき、自分の端末で生み出した「鍵その2」(15分に一度のキー)が相手の端末へ保存される。
- 新型コロナウイルス感染症に感染し陽性になった人は、「Exposure Notification」API/プラットフォーム対応アプリで「感染しました」と自己申告する。
- ユーザー同意のもと感染報告者の「鍵その1」は政府か保健機関が提供するアプリを通じてサーバーへ送られる。
- API対応アプリは、定期的に全国から報告される「鍵その1」をダウンロードする。そして端末上で、誰かと会ったときの「鍵その2」とマッチするかどうか判定し濃厚接触の可能性を判定する。
引用元:ケータイWatch