錦です。なんか、すごいっす
AMDは現地時間6日、RyzenThreadripperの二世代目を発表しました。
今回はなんと32コア64スレッド!!TDP 250W ベースクロック3.0GHz TB時で4.2GHz
Threadripper
今回発表されたものは2990WX,2970WX,2950X,2920Xで、2990WXが32コア64スレッドです。
特に今回特筆すべきは、コア数と値段。また、全体的に、第1世代のソケットと同じであり、X399マザーボードとの互換性もあります。
共通して、ZEN+アーキテクチャ 12nmプロセスです。
2990WX
2990WXは、今回発表された中で最上位モデル。32コア64スレッドのプロセッサです。
価格は1799ドル、ベースクロックは3.0GHz、ブースト時は4.2GHzとなります。TDPは250Wです。
AMDによると、このモデルは液体窒素冷却時、オーバークロックで5.1GHz以上を達成しているようで、CINEBENCH R15のマルチスレッド処理において、7618のスコアを出しています。ライバルであるCore i9-7890XEは5828です。
2970WX
2970WXは、今回発表された中で上から2番目のモデルです。とは言うものの24コア48スレッドという、ライバルであるIntel Core i9-7890XEよりもまだコア数が多く、ベースクロックは3.0GHz、ブースト時は4.2GHzと2990WXと同じです。
また、TDPも同じく250Wです。
価格は1299ドル
2950X
2950Xは、今回発表された中で上から3番目。16コア32スレッドで、型番からWが消えます。また、第1世代で同じく16コア32スレッドであった1950Xの型番を踏襲しているようにも見えます。
ベースクロックは3.5GHz、ブースト時は4.4GHzと、ブースト時のクロック数は今回発表された中でも最高となっています。価格は899ドル
TDPは180Wです。
2920X
2920Xは、今回発表された中で最下位モデル。とは言うものの、12コア24スレッドと、2桁コア数。そしてこのモデルで確信すべきは圧倒的な安さ。同じ12コアのIntel Core i9-7920Xが1189ドルなのに対し、こちらは649ドルとほぼ半額。
ベースクロックは3.5GHz ブースト時は4.3GHzとなります。
CoreXとの比較
では、同じく多コア数でライバルであるIntel CoreXと比較しましょうか
まずは12コア24スレッドのRyzen 2920XとIntel Core i9-7920X
ベースクロック | ブーストクロック | 価格($) | TDP | |
Ryzen 2920X | 3.5GHz | 4.3GHz | 649 | 180W |
Core i9-7920X | 2.9GHz | 4.3GHz | 1189 | 140W |
続いて、16コア32スレッドの、Ryzen 2950XとIntel Core i9-7960Xです。
ベースクロック | ブーストクロック | 価格($) | TDP | |
Ryzen 2950X | 3.5GHz | 4.4GHz | 899 | 180W |
Core i9-7960X | 2.8GHz | 4.2GHz | 1684 | 165W |
こう見ると、TDPはまだCoreXの方が低いのに対して、ほかはRyzenの方が優れていますね。
でも、Ryzenは組みにくいという私の偏見
発売
発売は2990WXが8/13、2950Xが8/31、2970WX 2920Xが10月となります。
これ、1950Xから乗り換える人いるのかなぁ??