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Comet Lake-Sはすごい発熱するし、すごい電力を食う

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錦です。

第10世代Comet Lakeについて、色んな情報が出ていますが、今回は熱と消費電力の話です。

Comet Lake-Sの最上位版、末尾Kについては定格TDPが驚異の125Wに達します。実際にそれにブーストかけたり、OCすることでそれはもっと上がります。

今回は、Core i9-10900シリーズの話です。

Guru3Dによると、Core i9-10900シリーズがP1で170W、P2が224Wまで消費します。全コアに負荷をかけた時(P1)は平均TDP 170Wを維持し、P2は完全な全負荷時の消費電力でしょう。そもそも、10900シリーズというのが、10900/10900T/10900Kを指しているのか、10900と10900Fを指しているのか、何を指しているのか不明ですが、Wccftechの話的には10900っぽいですね。通常の空冷クーラーで90度に、水冷では80度に達するとのこと。

Wccftechによると、Core i9-10900Fは全負荷時に最大93度まで温度が上昇し、通常時は240mmの水冷クーラーで平均70~75度を保っているとのこと。そもそも、新しいブースト機能であるThermal Velocity Boostは65度以下に作動するため、5.3GHzのような超高クロックを出すには水冷は必須と見ていいでしょう(というか、負荷時にThermal Velocity Boostを発動させるのは実質無理?)。10900Fは、65Wで倍率ロックのCPUですが、IntelTDPは、少なくとも定格クロックを示しており、ブーストすればそれよりも高い消費電力になります。


Comet Lakeは、全体的に消費電力と発熱がやばくなっています。実際には、この対策として、定格・ブースト・Turbo Max Boost 3.0・Thermal Velocity Boostの段階的にしてあるのかと思います。これは、Z490マザーボードは電源周りの装備がガッチガチになっていることでしょう。Taichiあたりがどうなっているのか見ものです(一部の情報では300Wまで許容できるみたいな・・・)。

ただ、今回使用されているのがサンプル品であることに留意しないといけません。サンプル品だから設定が甘々・・・なんてことも。

まとめるとこんな感じ

  • Comet Lake-Sの10900Fは全負荷時に 93度まで温度が上昇する。
  • 全負荷時は、空冷どころか水冷でもThermal Velocity Boostを発動するのは難しい
  • つまり極冷しないと

少なくとも、Core i9-10900Kと10900、10700くらいならお肉どころか、水炊きくらいは美味しくいただけそうです。