錦です。
MacRumorsによると、Appleが先週リリースしたBoot Camp 6.1.13の更新点が書かれたリリースノートに、未発表のMacBook Pro 16インチの情報が見つかったことがわかりました。
発見されたのは「16-inch MacBook Pro (2019 and 2020)」の文字。MacBook Pro 16インチの最新モデルは2019年モデルのため2020年モデルはありません*1。
MacBook Pro 16インチに搭載される末尾HのCPUの最新のシリーズは、2020年春に発表されたComet Lake-H(第10世代)ですが、MacBook Pro 16インチ 2019モデルに搭載されているのは、Coffee Lake-H Refresh(第9世代)となっています。そのため、CPUのアップグレードの余地があり、アップデートが期待できます。
また、グラフィックスについてもまもなくAMDからRDNA 2の製品版となるRadeon RX 6000シリーズを発表します。モバイル版が登場するのは少し先になりそうですが、Appleに向けてとかでありそうですね。少なくともRDNAかRDNA 2の製品になることがほぼ確定です。RX 5700MレベルのRadeon Pro 5700Mとかが搭載される可能性もあります。
Apple Siliconが採用される可能性はないのかと問われれば、答えは「ない」です。理由は、Boot CampはApple Siliconでサポートされないためです。MicrosoftはARM版WindowsをOEMにしか提供しておらず、Macに導入する方法を用意していません。また、Apple自体が、Boot Campのサポートを否定していることから、しばらくはBoot CampがApple Silicon Mac上で動作することはなさそうです(ただ、Parallelsなどを使って仮想デスクトップ環境は作れるそうです)。よって、Apple Silicon Macではないことがわかります。
単なる誤表記で有ることも否定できず、これは今後の情報を待つのみです。少なくとも11月には何かしらのMac(Apple Silicon Macは最低でも1モデル)が登場する可能性が高いので期待です。