錦です。
CES 2021で発表されたGeForce RTX 30シリーズのモバイル向けGPUはMax-QやMax-Pのような命名はなく、TGPが多段階であることが分かりました。
どうやら、GeForce RTX 30では、Tiiger Lake UP3やUP4のようにTGPに幅があり、多段階に設定できるようになっているようです。GPUの消費電力をデバイスのメーカーが設定できるようになっていて、消費電力を高くすることで高クロックになり性能もその分上がりますが、低く設定することで低クロックになり性能も下がります。メーカーはデバイスの冷却性能にあわせて最大の性能を引き出すことができます
RTX 3080 | RTX 3070 | RTX 3060 | |
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CUDAコア | 6144 | 5120 | 3840 |
クロック | 1245-1710MHz | 1290-1620MHz | 1283-1703MHz |
メモリ容量 | 8GB/16GB | 8GB | 6GB |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
メモリインタフェース | 256bit | 256bit | 192bit |
消費電力 | 80-150W+ | 80-125W | 60-115W |
TGPの幅は、RTX 3080が80W~150W、RTX 3070が80W~125W、RTX 3060が60W~115Wになっています。クロックの幅も上の表のとおりになっています。性能についても、消費電力にクロックが比例するため、NotebookCheckは、最も低いTGPに設定されているRTX 3080よりも、最も高いTGPに設定されているRTX 3060のほうが性能が高い可能性があると指摘しています。