錦です。
VideoCardzが伝える情報によると「Ryzen 7 5800X3D」「Ryzen Threadripper PRO 5000」「EPYC(MIlan-X)」がすべて今月中に登場する可能性があることがわかりました。
全て今月?
正直、これまたソースが無い情報で噂を超えないレベルなので信憑性もかなり低めです。
ただ、Zen 3ベースのThreadripperはいつ登場してもおかしくないのは確か出し、Ryzen 7 58003DXは春登場と正式に発表されているのでいつ登場してもおかしくはない。かつ、Milan-Xも今年第一四半期に登場するとされているので、これは今月登場がほぼ確定。
つまり、三つとも3月に入った現時点でいつ登場してもおかしくはないという状況です。
VideoCardzは日付も伝えていて、Ryzen Threadripper PRO 5000がOEM向けになるものの3月8日、Milan-Xが21日、Ryzen 7 58003DXが14日あるいは21日になるそう。一応発売日とありますが、解禁日などの情報は明らかになっていません。
製品
それぞれの製品の特徴を紹介します。
Threadripper PRO 5000シリーズは、Zen 3ベースのワークステーション向けCPUです。最大コア数は変わらず64コア128スレッドになります。PRO版なのでメモリのフル暗号化機能や、管理機能などが追加されているものと見られます。これはまだ未発表です。
Ryzen 7 58003DXは、Ryzenブランドで初めて3D V-Cacheを搭載するCPUです。32MBの2Dキャッシュ(既存)に、64MBの3D V-CacheをあわせてL3キャッシュが96MBという大容量になっています。58003DXはフルHDゲーミングで上位の5900Xと同等の性能かそれ以上の性能になるとのことで、クリエイター向けソフトやゲームなどキャッシュを多く要するソフトやワークフローではかなり高速になることが期待されます。CESで既に発表されており、春登場と言われています。
ちなみに、3D V-Cacheは、CPUダイにメモリ層を3D方向に重ねることでキャッシュ容量を増やすという技術です。
CESで既に発表されており、春登場と発表されています。
Milan-Xは、EPYCです。具体的には既存のZen 3ベースのEPYC「Milan」に3D V-Cacheを搭載したもの。ダイあたり64MBのキャッシュを搭載するので、最大8基のダイを搭載するEPYCでは、既存の2DのL3キャッシュ256MBに3D V-Cahceを512MB、合わせて768MBのL3キャッシュを搭載。それにL2キャッシュを合わせると合計804MBのキャッシュを搭載します。
これも既に昨年発表されており、今年第一四半期(1-3月)に登場すると発表されています。つまり今月までに登場するはずということです。