錦です。
日本AMDは、3月に発表された「Ryzen 7 5700X」を始めとするZen 3ベースのミドルレンジ「Ryzen 5000」シリーズと、Zen 2ベースの「Ryzen 4000」シリーズを4月15日より国内で販売を開始することを明らかにしました。
登場する製品と価格一覧
コア | コア/ スレッド |
ベース クロック |
ブースト クロック |
キャッシュ | TDP | 小売価格 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 7 5700X | Zen 3 | 8C/16T | 3.4GHz | 4.6GHz | 36MB | 65W | 43,800円 |
Ryzen 5 5600 | Zen 3 | 6C/12T | 3.5GHz | 4.4GHz | 35MB | 65W | 28,800円 |
Ryzen 5 5500 | Zen 3 | 6C/12T | 3.6GHz | 4.2GHz | 19MB | 65W | 23,800円 |
Ryzen 5 4500 | Zen 2 | 6C/12T | 3.6GHz | 4.1GHz | 11MB | 65W | 19,800円 |
Ryzen 3 4100 | Zen 2 | 4C/8T | 3.8GHz | 4.0GHz | 6MB | 65W | 14,800円 |
これまで、Ryzen 5000シリーズではハイエンドに製品が集中し、ミドルレンジ向けの製品がAPU以外で登場していませんでした。今回は、Zen 3ベースのRyzen 3こそ登場しなかったものの、Ryzen 5 5500という、多くの方にとっては大本命とも言えるミドルレンジRyzenが登場したのは嬉しい方も多いはず。
ちなみにマイクロアーキテクチャは、Ryzen 5 5500以上の3製品はZen 3を、Ryzen 5 4500以下の2製品は一世代前のZen 2をそれぞれベースにしています。もっと踏み込むと、R7 5700XとR5 5600はRyzen 5000シリーズCPU「Vermeer」をベースにしていますが、R5 5500はRyzen 5000番台APU「Cezanne」をベースにGPUを無効化しています。そのためキャッシュが少なくなっています。Ryzen 4000番台はZen 2のAPU「Renoir」をベースにしています。
発売
国内での発売は4月15日から。価格は上の表のとおりです。
なお、米国ではこれらの製品に加え4600Gもリテールに開放されていますが、国内では行われないそうです。