Nishiki-Hub

国内外のPC/PCパーツ/スマホ/Appleなどの最新情報を取り上げています

GCC 14、5月7日に正式リリースへ

3行まとめ

GCCのメーリングリストから、次期メジャーバージョンである「GCC 14.1」が、順調に行けば5月7日にリリースされる事がわかりました。

GCC 14

GCC 14で実装される「Text Art」図(出典:GCC)

GCC 14は先行してリリースされているClang 18と同様に、C23の新機能対応が含まれています。

また、OpenMPやOpenACCの改善などが含まれている他、オーバーフローが発生したとき、視覚的にわかりやすい「Text Art」図の表示を有効にするオプションが含まれています。

RISC-Vではベクトル演算が大幅に強化されており、今後の展開に期待が持てそうです。

さらに、Intelが発表している、APXの部分的なサポートと、AVX10.1の対応も含まれています。デバイスとしては、今年後半リリースのArrow LakeやLuunar Lakeのサポートも含まれています。

リリースは5月7日

We have reached zero P1 regressions today and releases/gcc-14 branch has
been created. GCC 14.1-rc1 will be built likely on Tuesday.
The branch is now frozen for blocking regressions and documentation
fixes only, all changes to the branch require a RM approval now.

If no show stoppers appear, we'd like to release 14.1 around May 7th,
or soon after that, if any important issues are discovered and
fixed, rc2 could be released next week.


出典:GCC 14.0.1 Status Report (2023-04-26)

メーリングリストによると、GCCの変更はすでにフリーズされており、GCC 14.1-rc1は火曜日(4月30日)にビルドされるとしています。問題がなければGW明けの5月7日に正式リリースに到達、そうでなければ来週にrc2がリリースされるとしています。

関連リンク