錦です。
大人気無料の万能動画編集ソフトAviUtlの作者「KENくん」さんは、「AviUtlのお部屋」にて、AviUtlのv1.10のテスト版 rc1 をリリースしました。
2013年から止まっていた更新
AviUtlは、本体は2013年4月にv1.0をリリースしたあと更新が止まっていました。
しかし、先日KENくん氏のTwitterアカウントが開設し、そこからリリースが発表されました。
変更点
変更点は以下の通り
- ビルド環境の更新とそれに伴う調整をした。
- 映像のキャッシュを共有メモリで確保するようにした。※
- キャッシュサイズの指定をメモリ容量で指定するようにした。
- メモリの確保失敗時にキャッシュサイズを調整して再試行できるようにした。
- LARGEADDRESSAWAREを常に有効にするようにした。
- システム設定の初期値を一部変更した。
※の変更点により、32bitアプリのままRAM 4GB以上を活用できるようになるとのこと。
ただ32bitアプリでも4GB以上のメモリを活用することは出来るので、その対応をしたテスト版を公開してみました。
— KENくん (@__kenkun) 2019年8月18日
映像キャッシュを共有メモリで確保するようにしただけなのですがビルド環境が変わっている等ありますのでひとまずテスト版としています。
64bitには対応せず
同氏は、64bit対応について、プラグインが利用できなくなるため対応しないとしています。32bit版でのリリースです。
64bit対応についてはだいぶ昔にお話したこともあるのですが、プラグインが利用できなくなってしまうので対応する予定はないです。互換性を考えないで作るのであればGPUで画像処理をするような設計のものを新しく作るのが良いのですが、、そこまでは難しいです。ごめんなさい。
— KENくん (@__kenkun) 2019年8月18日
ファイル
ダウンロードは「AviUtlのお部屋」から、テスト版の項目のうち「aviutl110rc1.zip」というのをクリックします。
互換性
CPUは、MMXが利用できるものが必須です。どの世代かと言うと、Pentium I以降ですので最近のCPUは全て大丈夫かと。Intel発の技術ですがAMDのプロセッサでも利用できるみたいです。
AviUtl v1.10 rc1に同封されるテキストファイルにはWindows 10以外のOSでは正常に動作しないかもしれないと記載されています。