錦です。
以前よりNishiki-Hubではお伝えしている通り、iPhone XRのバッテリーの劣化が進行し、まともに使うこともできない状態になっています。
今回は、そのiPhone XRの代替としてiPhone 6を久しぶりに使ってみたという話です。世界が変わりました。iPhone 6は、2014年の発売時から、2019年の5月にiPhone XRに以降するまでずっと使っていたものです。試用期間はなんと4年半。その分愛着があったわけですが、明らかなバッテリー劣化や、外部損傷から、修理するよりも買い替えたほうがいいという結論が出たため、Nishiki-Hubでも数回投稿した買い換えるスマホに何にするかという自己完結議論に発展し、最終的にiPhone XRにしたという経緯があります。
事の経緯
経緯なんてどうでもいいかもしれませんが、一応経緯を。iPhone XRは2019年夏頃から急激にバッテリーの劣化が進み、その後に本体を確認すると、目視できるほどのバッテリーの膨張が確認できました。その後しばらく、使い続けていましたが、最近は、フル充電後2時間も持たないという状態になったので、本日この後バッテリー交換に行くのですが、それまでiPhone 6を代わりに使うという経緯があります。
つまりは期間限定でiPhone 6に浮気しているという話です。
比較
iPhone XRは6.1インチ、それに対してiPhone 6は4.7インチ。本体サイズもいくらベゼルレスだと言っても、iPhone 6のほうがかなり小さいのは言うまでもありません。iPhone 6のサイズは、現在のiPhone 8とほぼ同じであるということを踏まえると想像しやすくなるかもしれません。
画面
画面の綺麗さ。個人的にはたしかに解像度も重要ですが、スマホにおいては密度が最も重要ではないのかと考えています。iPhone 6もiPhone XRもディスプレイの名前は「Retina HDディスプレイ」と「Liquid Retina ディスプレイ」で違えど、密度は共通の326ppiです。そのため、画面の綺麗さについてiPhone XRでもiPhone 6でも不満はありません。十分です。
問題は、大きさ。画面のサイズは先述の通りiPhone 6が4.7インチ、XRが6.1インチで、結構さがあります。密度が同じ=同じ画面サイズあたりに表示する情報量が同じ ということですので、画面サイズの大きさは最終的に情報量に還元されます。最も、iPhone XRはiPhone 6に比べて縦長ですので、スマホ向けサイトなんかは特に情報量が多く表示できます。スマホ向けの表示に対応しているNishiki-Hubでその情報量を比べてみます。
見ていただければわかるとおりiPhone 6は1つ目の記事のカードの途中までしか表示できていないのに対し、iPhone XRでは2つ目の記事のカードの途中まで表示できています。また、わかりにくいかもしれませんが画面下部「AMDのCEO Lisa Su氏は、2019年の・・・」という部分を見ていただくと、横幅に関してもiPhone XRのほうが多く情報を表示しています。
では、なぜ世界が変わったのか。
使用感は全く違う
iPhone XRとiPhone 6は大きく違います。それはおそらくiPhone Xが出たときにiPhone Xへ買い替えた方や、TouchID iPhoneから、FaceID iPhoneへ買い替えた方がみんな思っていることだと思います。
ホームボタンがないこと、認証方法がFaceIDであること、コントロールセンターが上から引き出さないといけないことなどなど。それは、FaceID iPhoneへ乗り換えたときにも違和感を感じることだおと思いますが、逆も違和感を感じることになります。
iPhone 6は旧機種であり、iPhone XRに至るまでにiPhone 6s/7/8/Xというアップデートがありました。それぞれ新しい機能が追加されているため、iPhone 6とiPhone XRの機能の差は大きなものになっています。その分、iPhone XRからiPhone 6に戻すとかなり機能が減り、なれていたことも使えなくなります。個人的には、ハードウェア的な機能もそうですが、ソフトウェア的な機能の制約に若干苦しみました。iPhone 6はiOS 13へアップデートすることができません。そのため、ダークモードや3D Touchもどきが使えません。これは割とショックでした。他にも、横スライドしてAppを切り替えることもできません。ハードウェア的な機能でいうと、iPhone XRでスクリーンショットにあたるジェスチャは、iPhone 6では長押しで強制終了です。そういったジェスチャについても異なるのがこの2つの機種です。
Apple製品の特徴として、Apple製品ならどんな製品も基本的にシームレスに使うことができるということがあります。AirDropやiCloudを始めとしたファイル共有や作業同期など。そして、機能やUIが似ていることによる使用感の統一。それが特徴です。しかし、iPhone XRとiPhone 6は、同じiPhoneというシリーズにもかかわらず全く別のものに見えます。
世界が変わった
世界が変わった。これは、よくレビューなどでレビュワーの方が製品を使って、その製品の良さを表現するときに使われる言葉です。大体新しいものに使われる表現ですが、私はiPhone 6という古いものにこの表現を使います。もちろん愛着があった・愛用していたことから、長年使っていたことになりますが、8ヶ月間iPhone XRを使ってみて、それに慣れればもうiPhone 6は私にとって「若干知識がある新しいもの」になります。それとともに懐かしみも感じますが。
先述の通り、iPhone 6から見てiPhone XR全く新しいものと見ていいと思います。私は以前iPhone XRをレビューしたとおり、大変満足しています。しかし、iPhone 6に戻ったことでiPhone XRの不満点も新たに出てきた。気づいたと言ったほうがいいでしょうか。
例えば、イヤフォンジャックがなくなったこと。基本有線で音楽を聞く人間ですので、iPhone 6にイヤフォンジャックがあってたいへん助かっています。他にも、指紋認証。iPhoneを顔の前まで持ってきたり、iPhoneをポケットから完全に持ち出さなくてもロックが解除できる。しかもFaceIDでは、顔が乱れていたりすると認証できないのに対しTouchIDなら関係なく解除できる。他にも色々あります。そしてiPhone XRの不満点というのはiPhone 6にあってiPhone XRにないものばかりだということも気づきました。
もちろん、iPhone XRからiPhone 6に戻ってiPhone 6に対する不満は数え切れないほど多いというのはありますが、記述の進歩や、Appleの都合で廃止された機能も、便利なことが多い。現在のスマホを完全に批判するわけではありませんが、古き良き機能は何らかの形で復活してほしいと思います。
長い話 お付き合いいただきありがとうございました。