錦です。
NVIDIAは、RTXシリーズのGPUで、ノイズをAIの機械学習により取り除くプラグイン「RTX Voice」をリリースしました。
RTX Voiceは、AIの力でバックグラウンドノイズを取り除くプラグインで、DiscordやZoomなどのコラボレーションツールや、OBSやXSplitなどの配信ツールにも対応します。
このプラグインでできることは、まず自分から発する音声からノイズを除去することと、逆に相手から発される音声からノイズを除去することです。前者は、多くのツールが機能を実装していますが、後者は結構珍しい機能なのではないでしょうか。ただし、その発される音声からのノイズ除去は、問題が発生する可能性があるとのことで、必要に応じて有効にすることが推奨されています。
対応するソフトウェアは
- OBS Studio
- XSplit Broadcaster
- XSplit Gamecaster
- Twitch Studio
- Discord
- Google Chrome
- WebEx※
- Skype※
- Zoom※
- Slack※
となっています。※印の4つのソフトウェアでは、スピーカー出力に問題が出る場合があります。
セットアップは、NVIDIAのWebページから「Setup Guide」という見出しの少し下にある「Download the App」をクリックしてアプリをダウンロードします。
そして図の部分を設定します。一番下のチェックボックスは、相手からの音からノイズを除去する機能ですが、問題が発生する場合があるので、必要に応じてオンオフしてください。
設定方法は、各アプリ入力デバイスを「マイク(NVIDIA RTX Voice)」に変更することでできます。一部のソフトウェアでは、ソフト自体のノイズ低減機能を無効化する必要があります。上記のページに詳しい設定方法が説明されています。
なお、対応するGPUはGeForce RTXシリーズ(TITAN RTXを含む)とQuadro RTXシリーズで、ドライバがv410.18以降である必要があります(ドライバのバージョンは、各GPUともに共通)。