錦です。
NVIDIAは昨夜、Ada Lovelaceアーキテクチャを採用したプロ向けGPU「NVIDIA RTX 6000」を発表しました。
RTX 6000
NVIDIA RTX 6000は、Ampere世代の「NVIDIA RTX A6000」の後継となるGPUで、GeForceがゲーミング・コンシューマー向けであるのに対して、こちらはもともとQuadroの意思を継ぐGPUとなっています。
詳細な仕様はまだ明らかになっていませんが、GeForce RTX 40シリーズと同じく、「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用しており、第3世代RTコア、第4世代Tensorコアを採用しています。Tensorコアでは、Tranceformer Engineにも対応したFP8をサポートしており、AIトレーニング性能が最大2倍程度に高速したとのことです。
その他、ビデオエンコード性能が前世代の3倍に、複数のXR(Mixed Reality)のストリーミングにも対応しました。
明らかになっていない仕様にはCUDAコアのコア数が不明ですが、前世代RTX A6000が前世代のGeForce RTX 3090よりも多いコア数を搭載していた(RTX 3090 Tiと同数)ので、今回もRTX 4090よりも多いCUDAコアを搭載しているものと見られます。Ada Lovelaceは18,000基以上のCUDAコアを搭載できるとのことなので、18,000以上のCUDAコアを搭載しているものと見られます。そして1年半後くらいにRTX 4090 Tiでクロックとメモリ帯域が向上して登場するものと見られます。
メモリは、前世代同様48GBとなっており、GDDR6XではなくGDDR6を採用します。また、プロ向けであるということも合ってECCメモリとなっています。
その他、仮想GPUにも対応しています。
ディスプレイ出力はDisplayPort 1.4が4ポートとなっています。