錦です。
Intelは、MediaTekが開発する半導体の製造をIntelのファウンダリ「Intel Foundry Service」(IFS)で製造する契約を締結したことを明らかにしました。
IFS
IFSで製造されるのは、MediaTekのスマートエッジ向けのチップです。具体的にどの製品がIFSでの製造になるのかや、Intelのどのプロセスを使って製造されるかなどはわかりませんが、長期的なパートナーシップになると見込まれています。
IFSは、Intelの現CEO Pat Gelsinger氏が就任後に策定されたIntelの新戦略「IDM 2.0」の3本の柱のうちの一つです。これまで、Intelの半導体製造事業は基本的に自社向けのみの製造にとどまっていましたが、IFSは外部にその製造能力を提供するという事業。これで昨年は2億8300万ドルの売上となったよう。Intelは、184億ドルの売上を上げたようなのでその収益は微々たるものですが、それでもそれなりに重要な事業となりつつあるようです。
IFSの顧客は、MediaTekの他、AmazonやCiscoがあります。また、Qualcmmとも契約しておりIntel 18AプロセスでQualcmmプロセッサを製造することが明らかになっています。その他、GoogleやMicrosoft、IBMとも協力しているとしています。