錦です。
世界的な半導体企業であるIntelと、RISC-Vの命令セットを採用したコアを設計しライセンスしているSiFiveは、Intel 4プロセスで構築されたRISC-Vベースの開発プラットフォーム「Horse Creek Dev Platform」について、Intel Foundry Service(IFS)を用いてIntelの4nmプロセスで構築されることを明らかにしました。
Horse Creek
Horse Creekは昨年の時点でその存在が明らかにされていました。先日開催されたIntel Innovationでは、初めてデモが展示されました。この製品は、開発キットとなっており、Rasberry Piのような開発ボードとなっています。ただし、Rasberry Piよりも豊富なIOを備えていて、8GiB DDR5メモリやPCIe 5.0レーンなどが含まれており、大きくなっているようでした。実際の写真がWikiChipsにて紹介されているのでよろしければ御覧ください、
そして、今回明らかになったのは、このHorse CreekがIFSを通じてIntel 4プロセスで製造されるということです。これはすなわちSiFiveが積極的にIFSで製造を行うという意味でもあります。
Intel 4で製造されたSiFiveのRISC-Vクアッドコアプロセッサ「P550」は4mm x 4mmと非常に小さくなっています。Horse CreekはLinuxに対応しています。
もしかしたら、SiFiveのRISC-VプロセッサはIFS中心に製造されていくのかもしれませんね。