錦です。
Intelは、次期スケーラブルプロセッサの開発コード「Cooper Lake」を発表しました。
Cooper Lake
Cooper Lakeは、Cascade Lake-SPの後継にあたるスケーラブルプロセッサの開発コードで、14nmプロセスルールで製造されます。
最大56コアに対応し、Cascade LakeではサポートされなかったLGAソケットに対応し、Ice Lakeと互換性を持つとしています。
Xeon Platinum 9200シリーズよりも省電力モデルとなります。
AI学習に特化
Cooper Lakeは、Intelの「Deep Learning Boost」用の命令(bfloat16)がサポートされています。
そのため、組み込みのAI学習アクセラレーションが内蔵されていることになります。同社は、x86プロセッサとしてこれが初の搭載になるとしています。
また、メモリ帯域幅が広い(Xeon Platinum 8200よりも広い)ことなども含めて「高いAI推論・学習機能」を提供します。
現在出ている予想
今回、これ以上の詳しい仕様は登場しませんでしたが、リークや予想では詳しいものがあります。
例えば、56コアを実現するために、28コアCPUダイを1つのパッケージに2つ搭載するというもの。
また、メモリチャンネル数は8チャンネルになると予想されています。
ソケットに関する予想も、LGA4189ソケットになります。これは、今後登場するIce Lake-SPも同様になると思われます。