錦です。
Yuuki_Ans氏が、Sapphire RapidsのES品のCPU-ZとHWINFOの写真をツイートしています。
intel SapphireRapids-ES2 QYFS
— 结城安穗-YuuKi_AnS🇨🇳 (@yuuki_ans) April 17, 2022
(SapphireRapids-SP)
Setting:D0
Base/Max Frequency:
1.9GHz - 3.3GHz
Core/Thread:
56c/112t
L3 Cache:105MB
TDP:350w
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Chipset:
intel C740 Series(Emmitsburg)
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The more cores, the higher the fundamental frequency??? pic.twitter.com/fvMkPWnMC1
Sapphire Rapids
Sapphire Rapidsは、Cooper LakeとIce Lakeの双方の後継となる第4世代スケーラブルプロセッサでその存在自体は公式に明らかになっています。CPUアーキテクチャにはAlder LakeのPコア部分に採用された「Golden Cove」に対応します。Intel Hybrid Technologyは採用されず、AVX-512などAlder Lakeで無効化されているいくつかの命令セットも利用することができます。
Sapphire Rapidsは、プラットフォームに「Eagle Stream」を採用します。チップセットにはC740チップセットが採用され、ソケットはLGA-4677になっている模様。
CPU自体の使用を見ていきます。このES品は、最上位グレード(Xeon Platinum 8480くらい)のサンプルと見られており、コア数はSapphire Rapidsで最大の56コア112スレッド。Ice Lake-SPが40コア80スレッドなので、大幅にコア数は増加します。Intel CPUで100スレッド超えるのはこれが初めてなのかな。L3キャッシュが105MB。これまた大幅増です。
クロックはベースが1.9GHz、ブーストで3.3GHz。2枚目の画像、SSE3の倍率がx37になっているのを見ると、シングルではもっと高い3.7GHzに到達している可能性もあります。ただし、これはES品のため、製品版とクロック周りの仕様が異なることに注意してください。
消費電力は350W。Ice Lake-SPの最上位Xeon 8380が270Wなので、増加しています。おそらく、コアの増加が原因でしょう。Intel 10nmから、Intel 7(旧:Intel 10nm Enhanced SuperFin)にアップグレードされていますが、そこまで大きく効率が上がったわけではなさそうですね。
そして、メモリに注目します。ツイート1枚目の画像にDDR5メモリが採用されていることがわかります。DDR5-4800のECCメモリに大体のシステムはなるとおもいます。
今年登場
Sapphire RapidsはIntelが今年発売することを公言しているCPUラインナップです。Hot Chipsまでになにか発表があると思いますが・・・。