錦です。
CompSourceにXeon W 3300シリーズが掲載されています。
Xeon W 3300
Xeon W 3300シリーズというと、スケーラブルプロセッサがベースのワークステーション向けCPUになります。現行のW 3200シリーズはMac Pro 2019年モデルに搭載されています。ちなみに現行の最上位モデル「Xeon W 3275」は28コア56スレッドです。
今シリーズは、第3世代スケーラブルプロセッサ「Ice Lake-SP」をベースにしたシリーズになっていて、HEDTやワークステーション向けでは初めての10nmプロセッサです。CPUコアはコンシューマレベルのIce Lakeと共通で「Sunny Cove」になるのでしょう。
仕様
今回リークされた仕様をまとめるとこのようになります。
コア/ スレッド |
L3 キャッシュ |
価格 | |
---|---|---|---|
3375 | 38C/76T | 57MB | $6,196.32 |
3365 | 48MB | $5,295.97 | |
3345 | 36MB | $2,930.00 | |
3335 | 24MB | $1,465.58 | |
3323 | 21MB | $1,071.45 |
コア・スレッド数が正確にリークされたのは3375のみ。3100シリーズも3200シリーズもともに75が最上位だったので、3300も3375が最上位になると見られます。つまり38コアが最大になります。Ice Lake-SPでは40コアが最大になっています。
3375から1コアあたりのキャッシュを導くと1.5MBとなります。ここから導くと、コア数は。3365から順に32コア、24コア、16コア、14コアとなります。
Ice Lake-SPはソケットがLGA 4189でした。おそらくXeon W 3300も同じソケットになると見られています。
メモリのサポートはDDR4-3200のサポートがあり、メモリチャネルは8chとなっています。流石に6TBのメモリをサポートするとは考えにくいですが、Xeon W 3275では2TBのメモリをサポートしていたので、同等かそれ以上のメモリをサポートすることになるのでしょう。
PCIeはこれまた、IntelのHEDT/ワークステーション向けCPUとしては初めてのGen 4をサポートし、64レーンをサポートすると見られます。Ryzen Threadripper PROが128レーンサポートしているのでそれには劣りますが、ワークステーションにふさわしい量のレーンがあります。
Core X
Ice lake-Xとも噂される、次世代CoreXは、直近で登場噂は完全に消えており、存在しないことがほぼ確定してます。次期Core XはIce Lake-SPの後継 Sapphire Rpids-SPをベースにした、Sapphire Rapids-Xになり、来年半ばに登場すると予想されています。
関連リンク
- Intel Ice Lake Xeon W to Challenge AMD Threadripper With 38 Cores | Tom's Hardware
- Intel 10nm Ice Lake Xeon W-3300 Workstation CPUs Leak Out, Up To 38 Cores To Tackle AMD Threadripper Pro
- https://www.compsource.com/searches/search.asp?keyword=Xeon+W-33
🤔
— 188号 (@momomo_us) 2021年7月14日
W-3375 57MB
W-3365 48MB
W-3345 36MB
W-3335 24MB
W-3323 21MB