錦です。
リーカーである、_roggame氏は、Zen3世代のAPUは「Cezanne」になるとし、その情報についてリークしています。
AMD Cezanne APUs
— _rogame (@_rogame) 2020年4月24日
FP6 (pin compatible with Renoir)
Zen3 cores
Significant CPU performance uplift over Renoir
iGPU side is unknown so far but most likely RDNA2 based
Cezanne-H + Navi23 mobile
This is most likely going up against TigerLake-H from intel
情報をまとめると
- Zen3コアのAPUは「Cezanne(セザンヌ)」というコードネームである
- FP6ソケット(Renoirと同じ)
- Renoirよりも性能が大幅に向上
- iGPUにはRDNA 2を採用する可能性が高い
- Cezanne-H CPU+Navi23 Mobile GPUの構成になる
現在最新のAPUは、Renoirというコードネームで登場しているRyzen Mobile 4000シリーズですが、Cezanneはその後継ということになります。Zen3アーキテクチャが採用されることでCPUパフォーマンスが大幅向上するとされています。Zen3アーキテクチャは、Zen以降毎回行われていた微細化については行わず、TSMCのN7+(7nm)プロセスで製造されます。Zen2でこのTSMC 7nmの恩恵を大きく、受け電力効率・性能ともに大幅に向上していますが、Zen3ではアーキテクチャの改良に集中することで、性能の向上を図ろうとしています。
GPUについては、RDNA 2が採用される可能性があると、断定的な言い方ではないことから、今後計画が変更する可能性があり、この時点でRDNA 2だと決めつけるのは良くないと思われます。RDNA 2は、AMDが発表しているRDNAの後継となるGPUアーキテクチャで、こちらもTSMC 7nmの恩恵を受けて大幅に性能が向上しています。とくに、RDNA 2ではハードウェアレイトレーシングに対応することが明らかになっており、今年後半に発売される次期ゲームコンソールであるPlayStation 5とXbox Series Xにも採用されることが発表されています。
Navi23というGPUコアがあることがわかりますが、シンプルにはRDNA 2は20番台のコアが採用されるということでしょうか。Navi 14→10の順に性能が良くなるという法則に倣っているなら、Navi23は大体5600や5500の後継ぐらいの性能を持つということになりますが。RDNA 2については続報を待ちたいと思います(少なくともいずれかのモデルでは2GHzを超える可能性が高いですが)