錦です。
VideoCardzによると、「Ryzen 7 5750G」のES品を4.8GHzにオーバークロックされたCPU-Zなどの画像がBaiduに投稿されていることがわかりました。
「Ryzen 7 5750G」はZen 3世代のAPU(Cezanne)で、今の所 8コア16スレッド・3.8GHz~4.6GHz・65Wで仕様がリークされている製品です。Ryzen 5000Gシリーズの最上位は「Ryzen 7 5800G」となる見込みですが、若干怪しいです。少なくとも、5750GはZen 3世代の中ではかなり上位のモデルであることは間違いありません。
5750Gのスペックシート上の最大ブーストクロックは4.6GHzとなっており、リークされた画像の個体は200MHzのOCとなっているようです。画像の中にはCPU-Zでのベンチマークも写っており、シングルが660とマルチが6897になっています。これはRyzen 7 5800X(シングル663 / マルチ6766)と同等の性能になっています。
4.8GHzで駆動したときの電圧が1.47Vだったとのことで、投稿者によるとこの環境は比較的安定した構成だと述べています。1.5V 4.9GHzは安定しませんが、軽負荷時やゲーム中は正常に動作する模様です(駆動環境については、より良い環境についての助言を投稿者がコミュニティに求めています)。
以前からお伝えしている通り、5750GはPROモデルで、メモリの暗号化機能などを実装しています。OEMのみの提供になる可能性が高く、単体で販売されない可能性が高いです。4000Gシリーズのように日本ではバルクで販売される可能性も捨てきれませんが、期待しすぎないようにしたほうがいいでしょう。
PROじゃないモデルとして5700Gがあります。5700Gと5750GはPRO機能を除く仕様を共通すると噂されていますが、これはまだ確認されていない事柄になっています。そして、5700Gも単体で販売されるかどうかは不明で、AMDが最近何故かAPUをOEMのみに供給する傾向が目立っているので、これは正式な発表を待つべきです。
というか、このリークした個体ってES品なんですよね。それにしては仕様良すぎでは・・・(ベースクロックについての言及がなにもないのでそっちがかなり低いとかなんですかね)。