錦です。とんでもないものが届いたぞ!!
ということで、今回は「HHKB Professional HYBRID Type-S」が到着したのでご紹介していきますよ!
Type-S
今回私が購入したモデルは「HHKB Professional HYBRID Type-S」というモデル。お値段は36,850円(本稿執筆時点)!高い!でも高いのには理由があるというものです。高いだけなら私買ってませんものね。
スイッチ
HHKBでわかった方もいるかも知れませんが、このモデルはキースイッチが一般的なメンブレンやメカニカルスイッチとは異なり、Realforceなどではおなじみの静電容量無接点方式となっています。この静電容量無接点方式のスイッチは電気的な接点がなく耐久に優れており、打ち間違いが少ないというメリットを持っています。銀行やATMのテンキーも確か静電容量だった気が。
押した感じについては正直、人の好みがあると思っていて、私は割と何でもいいと思っている人間だったのですが、これが届いてまだ1時間くらいしか経っていないのですが、快感。気持ちいい。Type-Sのスイッチ気持ちよすぎだろ。メカニカルとはまた違った気持ちよさがあるというか。押した!っていう感じがあってとてもいいです。打ち間違いが少ないというのはこういうところなんでしょうね。
キーの重量は45g軽くはありませんが、そこまで重くもない割とバランスの良い重さです。
キー配列
今回私が購入したのはJIS配列。正直に言いますと、キーボードの配列は一般的なキーボードとかなり異なっています。WindowsよりMacにあわせたといったほうがいいかもしれません。
そもそも墨カラーは刻印がかなり見にくくなっているのでこの写真じゃわかりにくいかもしれませんが、一般的なWindowsキーボード(今回はLogicool Pro Xを参照)と比較して、Caps Lockキーの位置にControlキーがあったり、最下段のキーは入れて配列に独特であったり、かなり特徴的です。
Windowsキーボードからの移行はちょっとなれがいるかも知れませんね。
対してMacキーには似ています。それは、HHKBがUnix配列と呼ばれる配列を採用しているからですね。ハッカーは、Unixのコマンドラインをよく使い、そもそもHHKBはHppy Hacking Keyboradの略でハッカー向けなので、このような感じになっています。実は、左部分の配列はMacと酷似していますというか、左下の部分もどちらかというとMac寄りです。MacもUnix系列のOSですので、Unix配列となっています。そのため、MacとHHKBはキー配列がある程度似ています。
ただ、Macと完全に同一というわけではありません。この写真は現時点で私がもっとも打ち間違いをしている部分。十字キーの部分です。十字キーが2列になっており、先程からアンダーバーと上キーを打ち間違えます。これはUnix配列が原因というよりかは、コンパクトキーボードの宿命ということなのかもしれませんね。別にその右横にあるShiftキーが小さいとかはどうでもいいんですよ(そもそも右Shiftなんか使わないし)。これはなれの問題かな。
キーマッピングには自由度があります。HHKBの公式サイトから、キーマップ変更ツールというのがダウンロードできます。WindowsとMacに対応していますが、かなり柔軟にというかすべてのキーをリマップすることができます。Apple Silicon Macを使っている方向けの情報ですが、このツールはRosetta 2で動作していますが、問題は起きていません(どこぞのG Hubと違って)。
ただ、このツール、Bluetooth接続じゃHHKBを認識してくれませんでした。どうやらUSB接続が必要な様です。HHKBには電池は付属するものの、USB-Cケーブルは付属しないので、予め用意しておく必要があります。なお、デフォルト状態で使うだけならBluetoothペアリングにケーブルは必要ありませんので、ケーブルは必要ありません。
接続性
HHKB Type-S。接続性がかなり良いのも特徴です。USB Type-C接続のほかにBluetoothを4台まで接続できます。つまり最大5台併用ができるわけです。
切り替えは、Fn+Control+数字キーで行います。1〜4にはBluetooth接続が割当られ、0はUSB-Cでした。HYBRIDってこれが由来だと思います。
キーボード自体は非常に小さいですので、デスク周りをスッキリさせることができます。よく考えれば私の環境では初めてちゃんとした無線キーボードがやってきたことになりますね(これまでも一応あったけど任天堂製のやつなんだよな)。
重ね使い
HHKBといえばこの使い方ができるんですよね。そう重ね使い!ただ、これには注意が必要です。実は私現段階で何もHHKBがアクセサリを購入していません。そのためこの重ね使いも何も敷かずにやっています。
主な問題点としては、足を立てたときにMac自体のMagic Keyboardが押されてしまう。足を立てると画面下部が見えない。というのがあります。前者の問題はキーボードブリッチを使うことで解決しますが、後者はベタ足使いでなれるしかないということみたいですね。別にそこまで不便ではないので大きな問題ではないのでしょうけど・・・。
ベタ足使いならブリッチ無しで大きな問題はなさそう?
足
HHKB Type-Sは他のキーボードと同様に足が立ちます。つまり角度調整ができるということです。角度が何度なのかはどこのページにも書いていませんでしたが、ベタ足を含めて3段階で調整できます。
ベタ足か2段階目が個人的に使いやすいですかね。
打鍵感
打鍵感とスイッチは似たような話かもしれませんが、HHKB Type-Sは押した感があります。打鍵音もカタカタ!ってよりかはすこすこすこすこといったかんじ。メンブレンみたいだけど安物ではない、なんというか。。。。なんていうのこういうの。聞いてもらったほうが早いや!
ということで動画を用意しました。
どうですかね。わからない方は、ぜひ店頭で触ってみてほしいものです。
ちょっとした欠点
ちょっとした欠点というか気になる点があります。前述の↑キーの配置もそうですが、キーの角度も若干気になります。
先程の画像を流用します。
横から見ると最下段だけ異様に下に下がっていることがわかります。これが若干気になります。キーの角度が上3段と下2段で異なっているのはどのキーボードでもそうですが、最下段だけ角度のつき方がえらく急です。若干違和感です。
案外こうした細かな欠点というのは購入前に気づけないものです。もちろんこれはこういう仕様ですので、私が欠点と思っているだけかもしれませんけどね。
DIPスイッチに付いてもちょっとだけ文句があります。HHKBがはMacとWindowsでキーモードを変更して上げる必要があります。特にMacをWinモードで使うと、英数・かなキーがなくなります。それを切り替えるのはDIPスイッチなのですが、背面かつ操作しづらい・・。贅沢かもしれませんが、PCにつないだ時点で判別してくれないかなぁと。そう思いました。
あと、これはHHKBだけでなくすべての容量無接点とメカニカルキーボードに言えることですが、パームレストが欲しくなる!
まとめ
ということで今回は作業環境改善の一貫として購入したHHKB Prodessional HYBRID Type-Sをレビューしました。手軽に買える値段ではなく36,850円というのは高めの設定。でもその分長く使えるので物書きの方、キーボードを酷使するプログラマの方なんかにはとてもおすすめです。
手の疲れは・・・どうなんでしょう。まだわかりませんね。シンプルに高級感がありますので、使ってみてはいかがでしょうか。
個人的には、手と目と耳で楽しめる最高のキーボードと総評してこの記事のくくりとしたいと思います。ご閲覧ありがとうございました。