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Intel、デスクトップ向け第14世代Core「Raptor Lake Refresh」はThunderbolt 5をサポートしないと訂正

Intelが先日発売した第14世代Coreプロセッサこと「Raptor Lake Refresh」は、Thunderbolt 5をサポートするとしていましたが、これをしないと訂正しました。

Thunderbolt 5

Thunderbolt 5は、先月発表された新しいThunderbolt規格です。USB4 Version 2プロトコルをサポートし、双方向80Gbp、片方向では最大120Gbpsの帯域をサポートします。

先日のRaptor Lake Refreshの発表では、Thunderbolt 5をサポートするとしていましたが、これを訂正し、第14世代プロセッサファミリーの一部では、Thunderbolt 5をサポートするが、デスクトップ向けプロセッサではサポートしないとしました。

Intelは「Barlow Ridge」という独自のThunderbolt 5のコントローラがありますが、現行の「Maple Ridge」はThunderbolt 4のサポートにとどまっています。そもそも、Barlow Ridgeは2024年第1四半期までに登場する予定ではない上、おそらくRaptor Lake Refreshをサポートしないものと見られます。

Meteor Lakeは内蔵I/OにてUSB4とThunderbolt 4のサポートを明らかにしており、追加でBarlow Ridgeを搭載することでThunderbolt 5に対応するものと見られます。そもそもUSB4 Version 2が登場してしばらく経ちますのでThunderbolt 5と一緒に搭載製品が登場してもおかしくはなさそう。

次期プロセッサ?

そもそもRaptor Lake Refreshは、第13世代からプラットフォームが更新される予定ではありません。引き続きIntel 700チップセットマザーボードが展開されており、マザーボード各社はこのタイミングでIntel 700シリーズマザーを更新しました。可能性としてはCESかどこかで第14世代Coreプロセッサが拡充されるタイミングで登場する可能性はありますが、Intel 600/700プラットフォームから大きな変更はないと見られます。

そのため、メモリを含めてI/O周りの仕様はRaptor Lakeと共通することになります。

そうなれば、次期デスクトップ向けプロセッサとなる「Arrow Lake」がどうなるか気になります。Arrow Lakeではソケットが変わることが予想され、プラットフォームも一新されることになります。また、Arrow LakeはMeteor Lakeで採用されるタイル構造をデスクトップ向けCPUにも採用することが考えられます。このタイミングでThunderbolt 5に対応することが期待されますがどうなるのでしょうか。

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