錦です。
日本音楽著作権協会(JASRAC)が、同協会職員を"主婦"を名乗らせ生徒として約2年間も潜入させていたことがわかりました。
潜入調査
今回明るみになったのは、ヤマハ音楽教室にJASRACの職員を主婦を名乗らせて生徒として入会させて調査したというものです。
JASRACは、同協会の管理する楽曲について、民間の音楽教室で利用する際に関しても使用料を課すという決定をして以降、各団体から批判されており、河合楽器製作所・島村楽器・山野楽器・開進堂楽器・宮地商会・ヤマハ音楽振興会・全日本ピアノ指導者協会からなる「音楽教育を守る会」は音楽教室における著作物使用にかかわる請求権不存在確認訴訟を提訴しています。
今回 潜入調査を行ったJASRAC職員は、その裁判に出席し、証言する予定です。
違法か合法か
SNS上では、「やりすぎ」「JASRACをもっと嫌いになった」「ヤクザ」「ヤマハの講師が可愛そう」など批判的な意見が上がっており、この調査の合法性について議論されています。
JASRACは、これに対して「違法ではないと認識している」としています。しかし、違法ではなかったとしても「合法・違法の前にやっていることがヤクザである」や「利用実態を把握する方法は、他になかったのか」と批判されています。