錦です。
中国のメディア「ITHome」は、AMDが各パーツメーカーとともにRX 5500のローンチ計画を立てていると報じています。
どうやら、発売日は12月12日が予定されているそうです。
RX 5500
RX 5500は、デスクトップ向けRDNA GPUでは現時点で上から5番目に当たるGPU*1で、対抗としてはGeForce GTX 1660が想定されています。一応ミドルレンジ帯のGPUですが、ひと世代前 RX 580/570/590の置き換えとしても位置づけられています。
性能としては、すでに供給が開始しているOEM向けのRX 5500 4GBでは、RX 580と同等の性能がありながらも、消費電力が半分までは行かないものの、それくらいには下がっています。
4GBモデルと8GBモデルでの性能差ですが、一応同じコアが利用されているMacBook Pro 16インチ向けのPro 5500Mでは、GeekBench 5のComputeのOpenCLの測定で3000から4000ほどスコアに差があります。
各仕様では、22CUと1408SP、1717MHzのクロックが示されています。メモリはGDDR6の4GBもしくは8GB。また、RDNA世代ということで、X570チップセットマザー+第3世代Ryzen/Ryzen ThreadripperでPCIe 4.0が利用できます。消費電力に関しては、TBPというちょっと違った表示方法なので、実際には110Wとか、130Wとか色んな情報が流れています。なお、電源は8ピン×1です。
これならシングルファンで登場しそう。
今後
RX 5500について気になるのが、やはり上位モデルRX 5500 XTの存在。現時点では存在が明らかになっていないものの、すでにMacBook Pro向けPro 5500Mで24CUというNavi 14の最上位コア数が登場していることから、デスクトップ向けにも24CUが採用されたRX 5500の上位モデルが登場するのではないかという見立てが強いです。
ですが、まだ何も情報がありません。
AMD Radeon RX 5500 To Launch Come December 12th | TechPowerUp
*1:上からPro W5700・RX 5700XT 50th AE・RX 5700XT・RX 5700・RX 5500