錦です。
Puffinがなくなったということをお伝えしてからかなり経ちますが、どうやらこのアプリがなくなって困っているのは小中高生みたいですね。フィルタリングがどうの・・・っていう。今回は、フィルタリングを回避する方法を提案します。今回はiPhone編です。
あ、私は別にフィルタリング反対とかじゃなく、フィルタリングのきつさに文句を言ってるだけなんで。フィルタリング自体には賛成です。(というか、え?それ害ある???みたいなフィルタリングかけたり、それのせいでNishiki-Hubが見られないのも腹立ちますしね)
追記:2021年に復活
Cloud MosaがPuffinのアップデートを3年ぶりに配信し、再度iPhoneでのサービスを再開しました。
キャリアフィルタリングに対抗
キャリアのフィルタリングには、VPNが有効的です。
VPNというと、中国とかの制限や検閲が厳しい国や地域で、その監視から逃れるために利用されるという印象が強い方がいらっしゃると思いますが、実はセキュリティにも使われます。今回は、フィルタリングの回避方法として利用します。
VPNとは、自分が見たサイトなどの情報を外部に漏らさずに守ってくれる機能です。キャリアによるフィルタリングというのは、普通「あ、こいつ Nishiki-Hub みようとしてるな。このサイトは許可されてない。見せないようにブロックしよう」というふうにしています。このフィルタリングのフィルターが、そのサイト元と、自分のスマホの中間にあるため、かんたんにブロックできます。かんたんに言うと、糸電話で糸を掴まれて音が相手に伝わらない状態。VPNでは、この糸電話の糸をストローみたいな感じでガードしてくれるものです。だから、糸電話を掴まれても音は聞こえる=サイトが見えるというものです。
図で示すと、普段はこんなかんじ
フィルタリングされるとこんな感じ
VPNでは、VPNと接続するので、基地局は「危ないサイトじゃないな」と誤解して接続を許可します。VPNではユーザーの代わりにそのデータにアクセスして、そのデータをユーザーに送ってくれます。キャリアのフィルタリングは「危険なコンテンツを表示させない」ではなく「危険なコンテンツがある場所に接続させない」なのでこのようになります。かんたんに図にするとこんな感じ
VPNのサービスは以下のようなものがあります。
VPNであれば基本的に問題が解決しますが、悪意を持って作られたVPNでは、セキュリティの問題が発生し、Twitterなどのアカウントが乗っ取られたり、LINEなどでやり取りした内容が、知らない人にバレてしまう恐れがあります。一応、1.1.1.1は、信頼できる企業の信頼できるサービスです。なお、1.1.1.1は基本無料ですが、有料のサービスもあります。
スクリーンタイムには対抗できない・・・
さて、もう一つの強力なフィルタリング。それがiOS独自の「スクリーンタイム」という機能です。
この機能では、対抗馬が本当にPuffinしかいません。
これはどういう仕組で動いているかというと、iPhone自体がサイトを見せてほしいというリクエストを送ってくれなくなります。
というふうになります。
そもそも、iPhoneの基本ソフトウェアで制限された場合、VPNでもなすすべはありません。
なぜPuffinでできた?
Puffinは、Puffinのサーバーがユーザーに代わってデータを送ってもらうため、実際にiPhoneが接続してほしいとリクエストを送っているのはPuffinのサーバーなんです。SafariやChromeでは、例えばNishiki-Hubが見たいときに「Nishiki-Hubが見たい」とリクエストしますが、Puffinの場合「Nishiki-HubがみたいからPuffinにつないで」とリクエストするわけです。
スクリーンタイムは、なぜかアプリがそもそも必要としているサーバーには接続させてくれるという仕様があるため、制限されててもTwitterアプリならTwitterに、InstagramアプリならInstagramにつないでくれるように、PuffinアプリもPuffinのサーバーに繋がります。よって、スクリーンタイム機能が「あ、Puffinにつなぐんだな。ならいいよ」と誤解するわけです。
まぁ、こんなかんじ。あくまで代替案なんで、使い方はまたいつか。
あと、今回の内容はめちゃくちゃ簡素化したもので、実際はもっと複雑です。なので、詳しい方、突っ込んでこないでくださいね。