錦です。
阪急電鉄・阪神電気鉄道・京阪電気鉄道・南海電気鉄道・能勢電鉄・山陽電気鉄道・大阪メトロ・大阪モノレール・北大阪急行が、年末年始の運行ダイヤを発表しました。
大阪メトロと北大阪急行を除く各社、おおみそかの終夜運転は実施せず、他の代替手段を用意しています。事業者ごとに見ていきます。
阪急・能勢電
阪急と能勢電は、午前2時頃まで延長運転で終夜運転を代替します。
ほぼ全線で延長運転が行われますが、千里線 淡路~天神橋筋六丁目間、神戸高速線 神戸三宮~新開地間では行われません。なお、山陽電鉄の直通運転については、山陽須磨~阪急神戸三宮で行われているため、実質的に電車自体は運行されています。
阪急・能勢電ともに12月30日~1月3日の間、休日ダイヤで運行されます。両社ともに、詳しい時刻表はまだ明らかになっていません。
神戸線では、上下各4本ずつ計8本が運行されます。上りは「西宮北口 発 大阪梅田 行」と「神戸三宮 発 西宮 行」が1本ずつ、「神戸三宮 発 大阪梅田 行」が2本運行、下りが「西宮北口 発 神戸三宮 行」「大阪梅田 発 神戸三宮 行」がそれぞれ1本ずつ、「大阪梅田 発 西宮北口 行」が2本運行されます。神戸線系統の今津線・伊丹線・甲陽線は、上下各2~3本運行されます。今津線・神戸線含めすべて各駅停車で運行されます。詳しい時刻は掲示されていませんが、神戸三宮より先は山陽電鉄の山陽須磨行の延長運転に乗り換える必要があります(連絡するかどうかは不明です)。山陽電鉄のダイヤについては後述。
宝塚線では、上り(梅田方面)が5本、下り(宝塚方面)が6本の計11本が運行されます。上りは「川西能勢口 発 大阪梅田 行」「宝塚 発 大阪梅田 行」「宝塚 発 川西能勢口 行」が各1本ずつ、「宝塚 発 雲雀丘花屋敷 行」が2本運行され、下りは「雲雀丘花屋敷 発 宝塚 行」が3本、「大阪梅田 発 宝塚 行」が1本、「大阪梅田 発 雲雀丘花屋敷 行」が2本運行されます。能勢電との直通はありませんが、川西能勢口で能勢電との接続が考慮されているとのこと。箕面線では、上下角2本ずつ、計4本運行されます。宝塚線との直通はありません。箕面線と宝塚線の延長運転はすべて各駅停車です。
京都線では上下各6本ずつ計12本が運行されます。上り(京都方面)は「高槻市 発 京都河原町 行」「大阪梅田 発 高槻市 行」「大阪梅田 発 桂 行」「大阪梅田 発 正雀 行」の各駅停車が各1本ずつ、「大阪梅田 発 京都河原町 行」の快速が2本運行されます。下り(梅田方面)は「桂 発 大阪梅田」「京都河原町 発 長岡天神 行」「京都河原町 発 桂 行」の各駅停車が1本ずつと「京都河原町 発 大阪梅田 行」の各駅停車2本、準急1本が運行されます。京都線 快速の停車駅は「京都河原町、烏丸、大宮、西院、桂、長岡天神、高槻市、茨木市、南茨木、上新庄、淡路、南方、十三、大阪梅田」、準急の停車駅は「大阪梅田、十三、南方、淡路、上新庄、南茨木、茨木市、高槻市~京都河原町の各駅」となります。千里線は「淡路 発 北千里 行」が2本と「北千里 発 淡路 行」が1本の計3本運行、嵐山線は上下角2本ずつ計4本の運行となります。千里線は淡路~天神橋筋六丁目間での運行はなく、大阪メトロ堺筋線の終夜運転も天神橋筋六丁目で折返しとなるため、直通運転もありません。迂回ルートとしては、南方駅で御堂筋線に乗り換えて、梅田駅で谷町線に乗り換えて・・・という方法があります。
能勢電では、川西能勢口方面 8本、妙見口方面 4本、日生中央方面 3本の計15本運行されます。
妙見線は、上り「妙見口 発 川西能勢口 行」が4本、「妙見口 発 平野 行」が1本運行、下りは「川西能勢口 発 妙見口 行」が3本と「川西能勢口 発 平野 行」が1本運行されます。川西能勢口においては、宝塚線との接続が考慮されています。
山下~日生中央間を結ぶ 日生線は、上下各3本(川西能勢口方面への直通なし)ずつ計6本運行されます。なお、前述の妙見線 川西能勢口 発着の電車と接続します。
妙見の森ケーブル・妙見の森リフトについては、冬季運休中ですが、1月1~3日だけ臨時運行され、妙見の森ケーブルは午前6時から午後5時まで20分間隔で運行、妙見の森リフトは午前6時から午後4時20分まで連続運転されます。
※能勢電でもリリースが公開されていますが、同じものなので省略します。
阪神
阪神電鉄では、12月30日~1月3日の間、休日ダイヤで運行されます。また、終夜運転の中止については、本線の運行区間延長と臨時列車で対応します。
上り「23時37分高速神戸 発 尼崎 行」以降の各駅停車「高速神戸 発 尼崎行・石屋川 行」*1と「元町発 石屋川行」が「大阪梅田 行」に延長されます。その上、「1時3分 高速神戸 発 尼崎 行」が臨時運行されます。下り 「23時37分大阪梅田 発 元町 行」以降の各駅停車「大阪梅田 発 元町行・石屋川行・尼崎行」*2は「高速神戸 行」に延長されます。その上、「1時04分 大阪梅田 発 御影 行」が臨時運行されます。
山陽
山陽電鉄は、12月30日~1月3日の間、休日ダイヤで運行され、須磨浦公園駅の直通特急の臨時停車は行われません。また、終夜運転の中止については、延長運転で対応します。
延長運転の区間は、阪急 神戸三宮~山陽須磨間となります。おそらく、阪急との接続が考慮されてると思われますが、高速神戸駅での阪神電車との接続は考慮されていないようです。阪急・阪神ともに詳しい時刻表をまだ公開していないのでわかりません。
北大阪急行・大阪地下鉄
北大阪急行と大阪メトロでは、12月30日~1月3日の間、休日ダイヤで運行されます。
終夜運転については、北大阪急行と大阪メトロでは実施され、ニュートラムを除き各地下鉄路線が30分間隔、ニュートラム(南港ポートタウン線)が20分間隔で運行されます。なお、阪急・近鉄との直通は行われません。
大阪メトロと北大阪急行、大阪シティバスといまざとライナーの詳しい情報は以下の記事を御覧ください。
南海・泉北高速鉄道
南海電鉄と泉北高速鉄道は、12月30日~1月3日の間、休日ダイヤで運行されます。また、1月1日~3日は、南海本線 区間急行と空港急行が住吉大社駅に臨時停車します。臨時停車するのは10時00分~16時20分の電車となります。なお、特急サザン・ラピートは停車しません。
おおみそかの終夜運転の中止については、南海本線の延長運転で対応します。
上下線ともに、難波~住ノ江間で15分~20分間隔、住ノ江~羽倉崎間は約20分~50分間隔で運転します。羽倉崎以南は延長運転は実施されません。
京阪(京阪線)
京阪電車 京阪線(本線・中之島線・交野線・宇治線・鋼索線)では、12月30日・31日・1月4日が休日ダイヤ、1月1日~3日は正月ダイヤで運行されます。終夜運転および延長運転は実施されません。
京阪線の正月ダイヤですが、京阪本線・鴨東線では特急・急行・普通がそれぞれ約12分間隔で、中之島線。交野線・宇治線では各駅停車が12分間隔、石清水八幡宮参道ケーブルは5~10分間隔で運転されます。それに、京橋~七条間ノンストップの快速特急・洛楽が6往復運転されます。6往復のうち2往復は、座席指定のプレミアムカーを併結している8000系が充当されます。
京阪(大津線)
京阪 大津線は12月30日~1月3日に休日ダイヤで運行されます。おおみそかの終夜運転・延長運転はされません。
大阪モノレール
大阪モノレールでは、12月30日~1月3日の間、休日ダイヤで運行されます。おおみそかの終夜運転・延長運転はされません。
まとめ
今年は、新型コロナの影響で、一律で終夜運転ではなく、各社で対応が分かれています。
関西圏の鉄道で発表されているもののみですがまとめました。終夜運転を行うのは、実質大阪メトロと直通する北大阪急行のみで、他では延長運転のみで実施されません。京阪では、延長運転すらされないという・・・(割と需要ありそうだけど)。
あとは、近鉄がまだ発表していませんので、発表され次第お伝えします。