Nishiki-Hub

国内外のPC/PCパーツ/スマホ/Appleなどの最新情報を取り上げています

Core i9-11900のES品のベンチマークと仕様がリーク 1GHz差でもi7-10700Kに匹敵

f:id:doskokimeil127-dosd:20201221155742p:plain

錦です。

HXL氏がRocket Lake-SのCore i9-11900のES品の仕様とベンチマークをリークしています。

i9-11900は、65WのIntel CPUの中で最上位となるモデルです。i9-11900Kが125W TDPなのにたいして、i9-11900はTDPが大幅に抑えられています。

リークされたものの仕様は、8コア16スレッド、ベースクロック1.8GHz・シングルブーストクロック4.8GHz・全コアブースト3.8GHz・16MBキャッシュ・65W TDPとなっています。ES品のため、実際にこの仕様になるかはわかりません。マザーボードには

続いて、4枚目に示されたCPU-Zベンチマークの結果ですが、シングルスレッドが582.1、マルチスレッドが5262という結果になりました。シングルスレッドのこの数値は、シングルブースト5.3GHzのi9-10900Kに匹敵しており、かなり強力です。マルチ性能は、i7-10700Kと同等になっています。i9がi7に負けるなんてと思われる方がいるかも知れませんが、これはES品であるため、クロックが異様に低く設定されているようです。おそらく製品版はこれよりも高いクロックになるでしょう。というよりかは、全コアブーストでi7-10700Kの4.7GHzと1GHzほどの差がるにも関わらず匹敵していることは、CypressCoveの強力さを示しています。

Rocket Lake-SはComet Lake-Sの後継となるシリーズで、第11世代目のメインストリームのデスクトップ向けのCPUになります。第6世代Skylakeから第10世代Comet Lakeまで長らく採用されてきた「Skylake/Kaby Lake」系統のコアから第10世代のモバイル向けのプロセッサIce Lakeに採用されている「Sunny Cove」をベースとした「Cypress Cove」が新たにアーキテクチャとして採用されています。ただし、プロセスルールは、14nm++++になっている模様。ただし、マイクロアーキテクチャの更新により、IPCが約11%向上しているとのことです。Comet Lake-SのIntel 400シリーズと互換性があり、ソケットもLGA1200になる模様です。なお、LGA1200を採用する最後の世代でもあり、LGA1511からのCPUファンの互換性が保てる最後の世代でもあります。iGPUには最大32EUのIris Xe GPUが採用されています。

via Wccftech