錦です。
포시포시氏が、Chiphellのフォーラムに掲載されたRocket Lake-Sの「i9-11900K」「i9-11900」「i7-11700」のES品のCPU-Zの画像をツイートしています。
i9 11900K, i9 11900, i7 11700 ES
— 포시포시 (@harukaze5719) 2020年12月23日
*Both i9 ES cpu are tested with B560 mobo. and could apply XMP 4133MHz pic.twitter.com/GDAEl2agVt
ES品ということでクロックが制限されており、製品版とは違う使用になっていることにご注意ください。コア数などの仕様は同じです。
i9-11900Kは3.4GHzベースクロック・4.8GHzシングルブーストクロック・4.3GHz全コアブーストクロック、i9-11900が1.8GHzベースクロック・4.5GHzシングルブーストクロック・4.0GHz全コアブーストクロック、i7-117001.8GHzベースクロック・4.3GHzシングルブーストクロック・3.8GHz全コアブーストクロックになっています。以前お伝えした、i9-11900のリークと以前お伝えしたi9-11900のリークが異なっているのは、多分ブーストクロックなので、クロックが安定してなかった可能性があります(ともにあくまでES品だし、リークなので仕方がない。。。)。
そして、今回のリークで興味深いのは、Intel B560チップセットでメモリのオーバークロックが有効になっているということです。リークによると、XMP対応の4133MHzでメモリが動作しているようです。メモリのオーバークロックは、Z490のような最上位のチップセットでのみ利用できる機能で、Hx70やBx60を含め、それ以外のチップセットでは機能がロックされています。しかし、B560でもメモリオーバークロックが利用できるようになっているというのは面白いです。B560とZ590の間にあると思われるH570もメモリOCが利用できるのでしょうか。
個人的にはメモリOC同様、Zx90でしか利用できないCPUのOCも使えるようにならないかなとか思ってみたり(ASRockさんはBFBをIntel 500番台でも提供するのかなぁ)。
Rocket Lake-Sは、第11世代デスクトップ向けCoreのCPUシリーズで、最新のリークによると、第11世代Sシリーズは、i5とi7とi9のCPUが「Rocket Lake-S」が、CeleronとPentiumとi3が「Comet Lake-S Refresh」がそれぞれシリーズとなるようです。Rocket Lake-S自体の変更点は、CPUのマイクロアーキテクチャが、「Skylake」系統からIce Lakeの「Sunny Cove」をベースにした「CypressCove」に変更されている点です。これにより、前世代よりIPCが10%~15%(殆どの場合において11%)程度向上するとのこと。しかし、最上位のi9ではコア数が10コアから8コアに減少するとされています。PCIe 4.0が20レーンサポートされています。チップセットでPCIe 4.0のサポートがないことから、これのみのサポートになる模様です(AMD B550みたいな感じだと思ってもらえればいいと思います)。
Comet Lake-S Refreshは、引き続きSkylake系統のコアを採用すると見られることから、i3以下とi5以上で性能に大きな差が出る可能性があります。Comet Lake-S RefreshでPCIe 4.0がサポートされるかは不明です。
via Wccftech