錦です。
イスラエルのサイト The Verifierによると、Appleが第6世代のApple TVを今年の第4四半期に発表する可能性があることが分かりました。
最新のハードウェア
同ソースでは、次期Apple TVに「最新のハードウェア」が搭載されるとしており、それについての詳細なことは書かれていませんが、以前のリークからApple A12X Bionicが搭載されている可能性が指摘されています。現行の最新機種「Apple TV 4K」にはApple A10X Fusionが搭載されており、4Kの再生が可能な仕様になっています。
次期Apple TVには、高度な冷却機構が実装されており、Apple A12Xの最高のパフォーマンスを発揮することができるとしており、iPad Pro 2018と同等かそれ以上の性能を持っている可能性があります。
このことを裏付けるというか、Apple A12X搭載デバイスが今後も登場する可能性があることを示すものとして、iPad Pro 2020に搭載されているApple A12Zがあります。A12XとA12Zの違いは、GPUが1コア有効になっているかなっていないかの違いのみであり、CPUやGPUのアーキテクチャやその他のアクセラレータの仕様も全く同じです。これは、Apple A12Zを製造するうち、GPUの欠損があるものをApple A12Xとして流用することができることを意味しています。同様のことをIntelが行っており、IntelはiGPUが欠損した個体をiGPuを無効化したF付きモデルとして販売しています。
ゲームコントローラ
こちらはあまり詳しい情報はありませんが、AppleはApple TVと並行して、Apple独自のゲームコントローラーを開発しているとのこと。現在、AppleはXboxのワイヤレスコントローラーや、PlayStation 4のDUALSHOCKをネイティブでサポートしていますが、WWDC 21で発表されるtvOS 15では、Apple純正のコントローラーが新たにサポートされる可能性があります。
Apple Arcade+
同ソースは、Apple Arcadeよりさらに上位のApple Arcade+なるサービスをAppleが準備しているのではないかともしています。一応、名前は定かではないと注意書きがされていますが、Apple Arcadeとはまた違うゲームサブスクを準備しているとのこと。
Apple Arcade+は、次期Apple TVとともに発表され、ゲームタイトルもさらに強化される見込み(ソースの書き方を見ると、このすごいゲームタイトルを提供するために別枠で上位のプランを用意しているということみたいです)。
ゲーム機?
Appleは、Apple Arcadeを使って、ゲーム市場に乗り込んでいます。iPhoneやiPadが今や世界でもトップレベルのゲーミングデバイスになりつつある中、AppleがApple TVもゲーミングデバイスにしようとしている動きが数年前から見れます。少々面白い話にはなりますが、AppleはApple TVを、PlayStation 5やXbox Series Xの競合相手にしようとしているのかもしれません。少なくとも、Apple A12Xは、PS5やXbox SXのAPUよりも、CPUの性能は同じか高いはずなので、全く戦えないというわけではなさそうです(ただし、TVというブランディング上、非常に不利な立ち位置にはなりますが)。