錦です。
Microsoftが旧「Microsoft Edge」について、4月の月例アップデートで強制的にChromiumベースの新「Microsoft Edge」に置き換えることを明らかにしました。
この記事では、便宜上 Edge HTMLをベースとした古いMS Edgeを『旧「Edge」』、Chromiumベースの新しいMS Edgeを『新「Edge」』と表現します。
Edgeの置き換え
Microsoft Edgeは、2020年初頭にEdge HTMLをベースとした旧「Edge」の開発を中止し、Chromiumをベースとした新「Edge」がリリースされました。それ以降、Microsoftは新「Edge」への置き換えを勧めていましたが、旧「Edge」のサポート終了に合わせて、これを新「Edge」に強制的に置き換えるそうです。ちなみに、旧「Edge」は、3月の定例アップデートが配信される3月9日をもってサポートが終了します。
なお、この変更はWindows 10 v1803/v1809/v1909/v2004/v20H2で配信されます。Windows 7や8.1、macOSではそもそも旧「Edge」がインストールできないので影響はありません。すでに、新「Edge」がインストールされている環境では、旧「Edge」が削除されます。
Microsoftは、キオスクモードでEdgeを利用している場合、一部の機能が現在の新「Edge」で使えませんが、今後リリースされるEdge 89以降で徐々に追加されていき、Edge 91で旧「Edge」とほぼ同じ機能が利用できるとのこと。
新「Edge」の利点
旧「Edge」は、Windowsのアップデートに紐付けられており、機能を更新するアップデートが年2回という圧倒的な低頻度でしたが、新「Edge」はGoogle Chromeと同頻度でアップデートされるため、6週間ごとの新機能のアップデートを受け取ることができます。また、Linux・Mac・iOS/iPadOS・AndroidのEdgeとブックマークなどが共有できるなどの便利な機能も多数追加されています。その上、Chromiumベースなので、Google Chrome向けに作られた豊富な拡張機能も使うことができます。
強制置き換えの前に手動でインストールすることも可能で、Microsoftのページからインストーラがダウンロードができます。