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モバイル向け第12世代Coreプロセッサの話 ~ 9W以下の「Alder Lake-M」と15W以上の「Alder Lake-P」に分かれる・55W帯のモバイル向けシリーズも

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錦です。

HXL氏が、Alder Lakeシリーズのモバイル向けプロセッサについてツイートしています。

画像によると、Alder Lakeは以下のような構成になるようです。

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モバイル向けAlder Lakeのラインナップ

IPPとICPはおそらくPentiumCeleronのことを意味しているのでしょう。

TDPラインナップ

現行のTiger LakeはYやUのラインナップが削除され、UP3やUP4という風になりました。ただ、実質的にUP3はUシリーズの、UP4はYシリーズの後継になります。それに加えて、Tiger Lake-H35とTiger Lake-Hをあわせて、現行のラインナップとしては9W/15W/25W/35W/45Wというラインナップになっています。

画像中では、5W/28W/55Wが新たに追加されるシリーズということになるようです。28Wは元からあったような気がしますが。

シリーズとしてはAlder Lake-Mとして展開されるのはYシリーズ以下の超省電力CPU、Pシリーズで展開されるのはUとHの45Wの省電力・ノーマル・ゲーミングクラスのCPUがそれぞれ充てられています。

この中で若干面白いのは55W帯のCPUですね。55W CPUとなるH55はMでもPでもなく、メインストリームのデスクトップ版と同じ「Alder Lake-S」として展開されています。ただし、自作PC向けには提供されず、ソケットはBGAタイプ。このBGAタイプのソケットはCPU側に端子があるソケット形状です。半田による実装が前提なので自作向けではありません。多くの場合ノートパソコンやOEM PCにのみ採用されます。

おそらくこの55W CPUは、画像中のモバイルワークステーション(MWS)の他に、最近ちょいちょい登場しているデスクトップ版CPUを搭載したウルトラノートブック向けという意味もあるのではないでしょうか。少なくとも、普通の人が使うようなデバイスのCPUではないということです。

モバイル向けAlder LakeのMシリーズやPシリーズのU15/U28は早ければ夏頃登場しそうです。