錦です。
Benchleaks氏が、Geekbench 5で発見されたCPUについて取り上げています。
[GB5 CPU] Unknown CPU
— Benchleaks (@BenchLeaks) November 17, 2021
CPU: Intel Core i7-1260P (12C 16T)
Min/Max/Avg: 4051/4547/4384 MHz
Codename: Alder Lake
CPUID: 906A2 (GenuineIntel)
Scores, vs AMD 5800X
Single: 1442, -16.6%
Multi: 4190, -61.0%https://t.co/qvz4XEWjLg
i7-1260P
モバイル向けラインナップはAlder Lakeは、PとMに分かれるという話を数回しています。簡単に説明すると、以前の7W帯のYとUの15W帯CPUはAlder Lake-Mというラインナップに、それ以上である28W帯以上のラインナップはAlder Lake-Pというラインナップになるということです。つまり、i5-xxxUみたいな末尾のアルファベットはMとPに統一されることになりそうです。
ただ、どうやらAlder Lake-Pのうち45W帯のハイエンドラップトップ向けのSKUは基本的にHという名前が引き続き採用されることになるそう。つまりまとめると、「Tiger Lake-UP4」の後継が「Alder Lake-M」に、「Tiger Lake-UP3」の後継が「Alder Lake-P」に、「Tiger Lake-H」の後継はPの中の「Alder Lake-H」なるということです。
本題に参ります。今回発見されたのはCore i7-1260PというCPU。前述の通り、Tiger Lake UP3の後継ということになっています。具体的には、i7-1165G7とか1185G7の後継となるみたいですね。
仕様を書き出しましょう。
- 12コア16スレッド
- ベースクロック 2.5GHz
- ブーストクロック(誤認識)
- 32KB L1命令キャッシュ x8
- 48KB L1データキャッシュ x8
- 1.25MB L2キャッシュ x2
- 18MB L3キャッシュ(LLC)
CPUのコア構成は、どうやら8コアのEコアと4コアのPコアになっている模様。Geekbench 5の仕様かはわかりませんがIntel Hybrid Technologyでのブーストクロックがわからないという問題があるので、ブーストクロックは不明です。
スコアはシングルが1442、マルチが4190になっています。シングルはCore i7-11370HやRyzen 5 5900HXのようなハイエンド帯と似たようなスコア、マルチはCore i7-1185G7と似たようなスコアになりました。さほど性能が上がってないように見えるのは多分これがESかまだ製品ではないからかと見られます。
Alder Lake-M/P/Hは早ければ来年初頭に登場する見込みです。