錦です。
Intelのクライアントコンピューティング担当の副社長 Gregory M Bryant氏がTwitterに第12世代「Alder Lake」の高性能モバイルプロセッサの出荷を開始したと投稿しました。
Another incredible 12th Gen @intel Core milestone: today, we began shipping our high-performance mobile processors to customers! Congratulations to our Intel teams around the globe for their hard work & commitment in delivering this product. #IntelCore pic.twitter.com/72Glbo4qZo
— Gregory M Bryant (@gregorymbryant) November 22, 2021
モバイル向けAlder Lake
モバイル向けAlder Lakeは、第12世代のモバイル向けラインナップを担うものです。このツイートでは、高性能モバイル向けプロセッサとしているので「Alder Lake-P」のことを言っているのかな(ただ単にモバイル向けAlder Lake全体を指しているかもしれない)。
まあ少なくとも、第12世代のモバイル向けラインナップの登場が間近に迫っていることは間違いないです。
Alder Lakeのコア構成をまたまた引っ張り出してきました。モバイル向けラインナップは今の所P+EというIntel Hybrid Technologyが前提となっており、同時に登場するであろうAlder Lake-SではEコアが無効化されています。これは、デスクトップよりも電力効率を重視した結果であることは言うまでもありません。
ちなみに、Alder Lakeのラインナップは、Tiger Lake-H45の後継がAlder Lake-Pの45W帯、Tiger Lake-H35もおそらくAlder Lake-Pの中にあるであろう35W帯、Tiger Lake UP3の後継はAlder Lake-Pの下位モデル、Tiger Lake-UP4はAlder Lake-Mが担うという事になりそう。わかりにくくなっていますが、実際に製品が出てきたらあんまり関係ないのかも(ただ個人的には、今回もcTDPによるクロックの多段階調整機能が導入されるのではないかと予想しています)。
登場時期
登場時期は早ければ来年1月3日からのCESで発表され、そのまま搭載製品がCESでラインナップされるという流れが最も好ましいとおもいます。あるいはその先にWMCがありますが流石にそこまでは引っ張らないだろうし(あれはスマホ中心のイベントになりつつあるし)。
CESではこの他、Alder Lake-Sのラインナップの追加と、Intel B660、Intel H670といったミドルレンジのチップセットも登場する見込みであり、割と豊富なラインナップになりそう。
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- via ITmedia PC USER_