錦です。
Microsoftは、同社のWebブラウザ「Internet Explorer 11」について、2022年6月15日をもってサポートを終了することを発表しました。
予定
サポート終了の計画が明らかにされており、日本時間8月18日にはMicrosoft 365や他アプリでのIEのサポートが終了します。
サポート終了
サポートが終了されるのはWindows 10上のInternet Explorerです。ただし、以下の要な場合はサポートが継続されて提供されます。
- ESUでWindows 7を利用している場合
- Windows 8.1を利用している場合
- Windows 10をLTSCで利用している場合
- Windows Serverを利用している場合
なお、どうしてもIEが必要な場合には、Edgeに搭載されているIEモードを使うことを呼びかけており、EdgeでのIEモードは少なくとも2029年までサポートされる予定です。
2022年6月15日を迎えるとIEは起動しなくなり、Edgeにリダイレクトされるようになります。
今回影響があるWindows 10のバージョンは20H2以降となっていますが、20H1は少なくとも2022年5月までにサポートが終了するので、2004以前のバージョンを利用いている場合は、実質的にサポート期間が20H2や21H1と比べて短くなっています。
Tridentのサポート
IEのWebエンジン「MSHTML(Trident)」については、互換性維持のために引き続きサポートが継続します。また、OSの内部にはIEの機能は一部残り「Web Browser」コントロールを利用するアプリも引き続き利用することができます。
ただし、今後のアプリ開発においては、「WebView2」の利用を勧めています。