錦です。
Microsoftは、6月の月例アップデートと共に、Internet Explorer 11をパッチとは別でアップデートし、一部を除きサポートを終了しました。
Internet Explorer
Internet Explorerは、Windows 95とともにリリースされたWebブラウザで、インターネット黎明期にインターネット自体を支えたブラウザです。Windows 95からWindows 8.1にかけてはメインの標準ブラウザとして、Windows 10ではMicrosoft Edgeを搭載するもInternet Explorerが搭載されていました。
2000年前後ではAppleとMicrosoftとの提携により、Macintosh向けのデフォルトブラウザとしても採用されていました。その後2003年にSafariが登場するとその座を譲りますが。ということもあって、Microsoft Edgeが2020年に対応したとき、実は17年ぶりにMicrosoft製ブラウザのMac対応となっていたんですね(もちろんMac版IEは遠くの昔にサポートが終わっています)。
そんなIEは新しいアーキテクチャを持ちレンダリングも早く、そして最新のWeb標準をしっかり追随するChromeやFirefoxによってシェアを奪われていき、最新の2013年リリースのInternet Explorer 11を最後にメジャーアップデートは終了。その後Windows 10とともにMicrosoft Edgeが登場し、Microsoftの中でもIEの存在は小さくなっていきました。
サポート終了
ほとんどのWindowsではサポートが終了し、Windows 10についてはInternet Explorerを開こうとするとMicrosoft Edgeにリダイレクトするようになります。
ただし、Windows 7をESUで延命されているデバイスとWindows 8.1を利用しているデバイスでは2023年1月10日まで生き残ります。ただしこの日付はこれらのOSのサポート終了日でもあるのでご注意ください。
サーバー向けやLTSCのWindows製品については引き続きInternet Explorerがサポートされます。
Windows 11にはそもそも搭載されていません。
Internet Explorerを使っている方は、Microsoft Edgeへの乗り換えが呼びかけられています。Microsoft EdgeにはInternet Explorerにしか対応しないサイトを表示できるIEモードが搭載されています。
思い出とか
ちなみに私の思い出ではIE=Windows 7感が強いんですけどどうなんですかね。小学校や中学校においてあったPCがWindows 7で、小中なんてChromeなんて使わせてもらえませんでしたから、IE一択。あと、Windows XPでツールバーを色んなもので埋めまくった思い出があります。Googleの検索欄とYahooの検索欄がならんでたなぁ。今でこそシンプルイズベストみたいな風潮ですけど、なんかいろんなもの入れまくってカスタムしまくる時代でしたから。今もそうなのかな?
栄枯盛衰とはこういうことなんですかね。