錦です。
マイニングブームも米大手自動車メーカーのCEOの資産調整に巻き込まれて若干冷めつつあり、かつLHRの導入などによってGPUも徐々に入手しやすくなってきたのではないでしょうか。今回はその話です。
価格が下降傾向
まず、日本における価格の推移を見ていきます。
このグラフでチェックしていただきたいのは青線の平均販売価格。今回は、MSIとZOTACのGeFOrせRTX 3060の価格推移情報をまとめたものです。初期の価格が共に66,000円前後。それに対して、現在の価格がMSIのほうが82,780円、ZOTACが84,580円というふうになっています。ちなみに、それぞれの最高価格はMSIが125,190円、ZOTACが102,948円となっており、価格が下がっていることがおわかりいただけると思います。
今後の推測では、徐々にGPUの価格は下がってくるものの、5月に急激に上昇したように、急激に価格が下がることはないものの、入手性は上がることになりそうです。
この記事で取り上げているのはくまでもオンライン上での価格です。
世界的にも
VideoCardzと3DCenter.orgによるとこの価格減少はヨーロッパでも起きているそうで、ドイツでの価格推移が掲載されています。
ここには、NVIDIAとAMDの希望小売価格と実売価格との差の推移となっています。共に下落傾向になっています。
今後
今後もこの下落傾向が続くと見られています。特に世界的な情勢を見れば、中国のマイニング禁止政策とLHRの導入が価格の押し下げを進めた一因のようです。価格上昇も複数の要因がありましたが、価格下落についても複数の要因が重なっているようです。