錦です。
NVIDIAは、同社の機械学習技術「Deep Lerning Super Sampling(DLSS)」のサポートを拡大することを発表しました。
DLSS
DLSSは、機械学習によって画像の処理を高めたり、GPUの性能を使わずにFPSの工場をもたらす技術で、次期Switchにも採用されると期待の技術です。
GPUでは、GeForce RTX 20/30シリーズとQuadro RTX、NVIDIA RTX Aシリーズで利用することが出来ます。
なお、この機能はもともと、DirextXの機能に依存するところがあったためWindows以外では使えないという問題もありました。
今回のアップデートでそれが解決された格好です。
Linux
Linuxでは、Valveが提供するWindowsのゲームをLinuxで動作させるための互換レイヤー「Proton」で利用可能になります。
Protonを介して動作するDirectXタイトルについては、今秋から対応が始まる予定となっています。
アップデートは、現地時間22日に配信されるLinux向けのグラフィックスドライバーのアップデートで提供されます。
Vulkan
また今回、Vulkan APIにもDLSSが対応し、DOOM Eternal、No Man's Sky、Wolfensteinなどのタイトルが新たに追加されました。
Unreal Engine 5
Unreal EngineでのDLSSのサポートは、以前v4.26のプラグインとして利用可能になったことをお伝えしました。
今回はUE5のサポート追加の話が出てきました。既にUE5向けDLSSプラグインが公開されているそうで、UE自体の超解像度技術(TSR)よりもDLSSのほうが高度であるとのことでした。
Unity 21.2
Unity 21.2でもDLSSが利用可能になるとのことですが、その具体的なリリース日などは明らかになっていません。
自社エンジン
NVIDIAはDLSSを各社の独自エンジンに組み込む事を推進しているとのことで、今後DLSSをサポートしたエンジンが増えることが期待できます。