GeForce RTX 3090 Super

そもそも、GeForce RTX 30シリーズの後継であるRTX 40シリーズは早くて来年後半まで登場しないという予定であり、それまでの間にAmpereベースのAmpere Refreshとも呼ぼしきGPUが用意されているということがほぼ確定の情報として出回っています。

これは、RTX 20にもあった「Super」を関するシリーズで、RTX 3090 Superはその最上位のモデルということのようです。

Superの命名規則が動向って話が先行しそうですが、RTX 20時代のSuperは、Radeonに対抗するための「強化版」みたいな意味でしたが、RTX 30での「Super」は「リフレッシュ版」という意味合いが強いのでしょう。

仕様

ツイートによれば、10752 CUDAコアを搭載するとされています。SM換算では128となります。これを基にRT導き出した仕様が以下のとおりです。

	RTX 3080	RTX 3080 Ti	RTX 3090	RTX 3090 Super
コア	GA102-200	GA102-225	GA102-300	GA102-400
トランジスタ数	283億	283億	283億	283億
CUDAコア数	8704	10240	10496	10752
SM数	68	80	82	84
RTコア数	68	80	82	84
Tensorコア数	272	320	328	336
ベースクロック	1440MHz	1365MHz	1400MHz
ブーストクロック	1710MHz	1665MHz	1700MHz
メモリ	10GB GDDR6X	12GB GDDR6X	24GB GDDR6X
メモリバス	320bit	384bit	384bit
帯域幅	760GB/s	864GB/s	936GB/s
メモリ速度	19Gbps	19Gbps	19.5Gbps
消費電力	320W	320W	350W	400W+
リリース状況	発売済み	発売済み	発売済み	リーク

ちなみに、10752 CUDAコアを持つGPUは先行してNVIDIA RTX A6000という、もともとのQuadro系統・ワークステーション向けのGPUで既に採用されており、これがGA102のフルスペックということになっているので、RTX 3090 SuperのGPUコアはGA102-400になることでしょう。ということを考えると、メモリインターフェイスは384bitになるでしょう。流石にvRAMが48GBになるということはないと思うので24GBのままかなぁ。

ツイートでは、消費電力が400Wを超えるともされており、おそらくRTX A6000よりもクロックが高まるということになるのでしょう（ただしRTX A6000のクロックは不詳）。