錦です。
NVIDIAは、Ampereベースのエントリ向けGPU「GA107」を搭載した「NVIDIA A2」を発表しました。
A2
NVIDIAは従来のQuadroとTeslaという二つのブランドを廃止し、NVIDIAxxxという名前に変更されています。
このモデルは従来のTeslaにあたるモデルで、主にサーバー用途や、研究用途に使われます。A2は、エッジ向けであり、大規模なサーバーなどで利用されるようなモデルではありませんが、個人利用などに向けた製品であることが予想できます。
仕様としては、GPUにエントリレベル向けのGA107を採用し128bitインターフェイスを持つ16GBのGDDR6メモリを搭載しています。
最大のTBPは60Wとなっていますが、40Wに設定しPCIe以外の電源を必要としない設定にすることも可能です。
仕様
では仕様を見ていきます。
CUDAコアは1280基、SM数は10基となります。Tensorコアは40基になるようですね。
最大の単精度性能は4.5 TFLOPSで、GeForce RTX 3050 Tiの7.1 TFLOPSを下回っています。これは性能よりも電力効率を重視した結果ですかね。
性能は、NVIDIA T4と比較して、ShuffleNet v2で1.2倍、MobileNet v2で1.3倍になっているとのこと。