錦です。
Windows Centralが、Windowsの開発サイクルがWaaSから伝統的な3年ごとに戻り、2024年に「Windows 12」(仮称)が登場すると報じています。
Windowsのサイクル
Windowsは2015年にWindows 10をリリースするまで、おおよそ3年に一度メジャーバージョンをリリースするというサイクルを維持していました。メインストリームのWindowsとしては、1995年のWindows 95、1998のWin98、2001年のWinXP、2006年のWin Vista、2009年のWin7、2012年のWin8ともちろん前後はありますが、3年ごとのリリースサイクルを維持していますね。
一方でWindows 10では、このサイクルではなく、Windows as a Service(サービスとしてのWindows)を導入して、LTSCのように従来のサポート形式を踏襲する製品をリリースしつつも、コンシューマ向けには無償アップグレードを半年(現在は1年)ごとにリリースしてその度にサポート期間を延長する、半永久サポートを実施していました。これでMicrosoftは「Windows 10が最後のWindowsバージョンとなる」としていました。
しかし、2021年夏にWindows 11が発表されWaaSのリリースサイクルがWindows 10で廃止されました。
そして、今回の報道によれば、開発サイクルが一年に一回の機能更新プログラムごとの大幅アップデートではなく、従来の3年ごとのメジャーバージョンに戻すというロードマップとなっているそう。そして、2021年から3年経過する2024年にはWindows 12がリリースされるとしています。
Windows 11はどうなる?
では、Windows 12がリリースされるまでのWindows 11はどうなるのかという問題です。
Windows Centralによれば、2023年にWindows 11のアップデートとして予定されていた大幅アップデート(Sun Valley 3)は、Windows 12としてリリースされるため延期になったとのこと。そのため、Windows 11のまま使える新機能は当初の予定よりも少なくなるそう。
一方で、Windows 11の次期機能更新プログラムv22H2ではMomentsという新しい仕組みが導入され、OSのメジャーリリース以外でも数ヶ月に一度最大で年に4回Windowsに新機能を搭載するとのことです。
もちろん現時点では、Windows 11がいつまでサポートされるのかということは明らかではありませんのでWindows 11がいつまで使えるのかはわかりません。
少なくとも、競合のmacOSがなぜか最近ちゃんと毎年メジャーバージョンをリリースしてそれなりの機能をつけてるので、Windowsもそれに少し対抗していると考えれば納得が行くんですが。