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Intel、AI用処理ユニット「VPU」の導入計画を発表 〜 第13世代「Raptor Lake」で「Wi-FI 7」や「Bluetooth LE Audio」でワイヤレス体験も強化

錦です。

Intelは「Intel Tech Tour」にて「Intel VPU」の導入計画を明らかにしました。

VPU

VPUとは、Versatile Processing Unit(汎用処理装置)のことを指しており、neural processing unitの一つとして数えられていることから、AIの処理を行うアクセラレータとして導入されるようです。その導入計画があきらかになりました。

現時点でVPUはWindowsと連携して動くようになっています。今後Xeonに統合されていくかは不明ですが、多分展開されるんじゃないかと。なんか、最近AppleApple Siliconを採用したくらいからWintelがかなり仲いい気がする。

ちなみにVPUはAppleのNeural Engineと競合する機能であると見られています。

導入計画

まず、第13世代では限定的に追加していくようです。Raptor Lakeで導入(有効化)されるのは特定のパートナー向けのモバイル向けプロセッサにとどまるようです。これが、以前のISPと同様に同じ製品ながら仕様が異なるというような製品になるのか、それとも「i7-1068NG7」や「Ryzen 7 6860Z」などのように特定の企業・製品に向けたSKUになるのかはまだわかりませんが、デスクトップ向け(Raptor Lake-S)では少なくとも導入されません。

パートナーとして挙げられている企業は、MicrosoftDell、HP、Lenovoacerがあります。

一方で第14世代Meteor Lakeでは全モデルに統合されるようで、デスクトップ向けからモバイル向けまですべてでVPUを使うことができます。 Meteor Lakeではタイル構造が採用されますが、VPUはSOCタイル内に統合されるようです。

ワイヤレス技術

また、第13世代ではワイヤレス体験を強化するとしています。

現在策定が進められているWi-FI 7や、Bluetooth LE AudiomWi-Fi Proximity Sensing、Intel Connectivity Performance Suite 2.0が第13世代で導入されることを示すスライドを公開しました。

Wi-Fi 7はもちろんまだ策定しているわけですので「動作」するわけではなく、おそらく後から出てきた製品に対してRaptor Lake をWi-Fi 7に拡張できるその準備ができているという意味となっているとみられます。

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