錦です。
現地時間昨日まで行われていた、COMPUTEX TAIPEI 2019で気になった点をまとめていきます。
AMD
Ryzen 3000シリーズ
COMPUTEX TAIPEIの開幕、AMDはZen2マイクロアーキテクチャを採用した Ryzen 3000シリーズを発表しました。
Ryzen 3000シリーズは、Ryzen 3/5/7に加え新たに Ryzen 9が仲間入りし、最大12コア24スレッドをRyzen独特のお手頃価格で体験できるようになったり、PCI-Express 4.0に対応したりと非常に多くの変更点がありました。
Ryzen 3000シリーズは 共通して 7nmプロセスルールで製造され、Intelを追い越します。
Intelと違い、ブーストは5GHzに達しませんでしたが、12コアで3.8GHzとi9-9900Kを超えるベースクロックはあります。ただ、ここのところ、単純にこのスペックだけでは比較できないところがるので実機が出回ったときのスコア次第ですかね。
RDNAを採用した Radeon RX 5000シリーズ
Naviという開発コードネームで開発されてきたアーキテクチャ「RDNA」を新たに採用した、Radeon RX 5000シリーズも発表されました。
位置づけは ハイエンドではなく RTX 2070や2060が競合相手となるミドルエンド向け、ハイエンド向けはCES 2019で登場したRadeon VIIが引き続き担当します。
最初に登場するのは、Radeon RX 5700。競合相手は RTX 2070です。詳しい詳細はE3とのことですが、PCI Express 4.0に対応するほか、Intel+NVIDIAより速いこと、RTX 2070よりも10%性能が高いこと(ゲームによる)が発表されているほか、1.25倍のクロック周波数あたりの性能向上、1.5倍の電力効率がわかっています。
Intel
全コアブースト 5GHzの9900KS
Intelは第九世代のKプロセッサシリーズのうち、最上位であり、i9初のメインストリームデスクトッププロセッサである Core i9-9900Kで、シングルコアブースト 5.0GHzの大台に乗せました。
しかし、全コアブーストでは4.7GHzとなっています。
Intelは、全コアブーストでも5.0GHzになる Core i9-9900KSを発表しました。
詳しいスペックは出ていないのでわかりませんが、クロック以外の仕様はi9-9900Kと共通とみられます。
10nmを採用した IceLake
そして、第10世代Coreの登場です。詳しいモデルについての説明はありませんでしたが、概要は語られました。
IceLakeは予告通り 10nmプロセスルールで製造されており、噂通り ラップトップ向けからの登場です。
U/Yシリーズから投入される見込みです。
- 新しいSunny Coveコアの採用
- 最大4コア8スレッド
- LPDDR4-3733、DDR-3200に対応
- Thunderbolt 3コントローラを統合
- Wi-Fi 6に対応
- TDP 9W/15W/28W
- 最大4.1GHzターボブースト
- 最大8MBキャッシュ
iGPUにはGen 11 のIntel GPUが採用されるほか、Thunderbolt3コントローラが台に統合されており、LPDDR4にも対応します。
次世代Wi-Fi規格「Wi-Fi 6(802.11 ax)」にも対応します。
ASUS
ZenBook Pro Duo
ASUSは、ZenBook Pro Duoを発表しました。ZenBook Pro は昨年ScreenPadというトラックパッドがスクリーンになるものを出しましたが、今回は進化しています。
新しいZenBook Pro Duoは、ディスプレイ上部にタッチできるScreenPad Plusを搭載します。これは、Windowsで 2つ目のディスプレイとして扱われます。
タッチに対応した4K OLEDディスプレイと、タッチに対応ScreenPad Plusを搭載した 15.6インチモデルと、タッチには対応しない フルHD LCDディスプレイと、タッチに対応したScreenPad Plusを搭載した14インチモデルがあります。
まとめ
COMPUTEXは、CES WMCと続く非常に見てて楽しいイベントでした。
今後は、WWDC E3とまた続いていきますが、楽しい日々が続くと思うとまた、、、時差という悪魔のせいで寝不足が続きそうです。
COMPUTEXはそもそも、時差が1時間しかない影響で、学校行ってる間に全部終わってるっていうね。。。。ま、楽しんだもん勝ちでしょう!