錦です。
VideoCardzによると「Core i9-12900KS」が計画されている可能性がある事がわかりました。
KS
末尾KSは第9世代Coffee Lake Refreshで登場した最上位かつ、全コアブーストクロックが5.0GHzに達するというもでるになります。もっと細かく言うと、Core i9-9900Kの高耐久の個体が9900KSとしてパワーアップして登場することになりました。
KSは、一応Kよりも上位ということになっていますが、実質的には「Special Edition」に近い立ち位置となっており、これを踏まえるならば、9900KSはi7-8086Kの後継ということになりますね。
で、Core i9-12900KSはどうなるのかというと、どうやらPコアがすべて最大5.2GHzまでブーストするということになるようです。現在、Core i9-12900Kが大方4.8GHz〜4.9GHz程度が全コアブーストになっているようなので、i9-12900KSは5.0GHzを発揮することは容易である可能性が高いそうです。
クロックと消費電力以外の仕様はi9-12900Kと共通していると見られており、PコアとEコアがそれぞれ8基ずつの16コア24スレッドで、ソケットもLGA-1200になるのでしょう。消費電力...150Wとかなのかなぁ。
Ryzen 3D V-Cacheに対抗
AMDはまもなく(おそらくCESで)Zen 3で3D V-Cache技術を採用したRyzenラインナップを発表する予定で、どうやら15%ゲームパフォーマンスが向上するとされています。AMDはこのアップデートについてはCPU自体の性能ではなくキャッシュを増やす事によって性能の向上を実現しましたが、Intelの12900KSはこれにクロックの向上で対抗するという可能性があります。
実際、ピーク時に5.2GHzで駆動したとするならば、全コア5.0GHzの継続駆動は現実的だし、シングルブーストももしかしたらもっと高いクロックで動作する可能性がありますしね。あと、IntelのCPUはAMDに比べてゲームに強く、特にZne 3とAlder Lakeでは、Alder Lakeのほうが圧倒的に性能がいいという場合もありますし、Intel巻き返しが始まりましたね!!
登場時期
登場時期は不明ですが、VideoCardzはCESで登場する可能性があると指摘しています。CESでは、i5-12400をはじめとした65W帯・35W帯のAlder Lake-Sと、ミドル、エントリ帯のIntel 600番台チップセットである「Intel H670」や「Intel B660」などが登場する見込みです。
個人的に、BTOでCore i9-12900KS + RTX 3090 Tiとか出たらカオスだろうなぁとか思ってます。