錦です。
TSMCは、投資家向けのイベントで2020年前半に5nmプロセスルールによる量産を開始する計画は順調であることを発表しました。
TSMC
TSMCは、台湾の半導体メーカーで、Appleは2017年のiPhone 6sから、SoCであるApple AチップをTSMCから独占供給しています。また、大手半導体メーカー AMDも、第3世代Ryzenにおいて、TSMCに生産を依頼しています。
現在、TSMCは7nmプロセスルールに関して先端の技術を有していますが、同社は来年にも7nmよりもさらに微細化された5nmプロセスでの生産を開始すと噂されてきましたが、今回の発表により、その噂は確定になりました。
自動運転にも貢献
Appleが開発しているApple Car(仮称)と呼ばれている自動運転自動車は、TSMCの5nmまたは3nmプロセスで製造されたSoCを実装すると噂されています。
2020年iPhoneにも搭載
2020年前半に量産が始まると、2020年のiPhoneではこの5nmプロセスで製造されたSoC Apple A14(仮称)を搭載するものとみられます。
2020年のiPhoneは、Qualcommのモデムを利用した5Gにも対応するとみられ、今年のiPhoneにも期待ですが、さらに期待です。
Ryzednも?
先述の通り、AMD RyzenもTSMCによる生産が始まっており、TSMCが5nmプロセスルールを量産し始めると、おそらくRyzenも対応してくるとみられるので、来年とは言わずとも2021年の第5世代Ryzen 第4世代EPYCには5nmが採用されるのではないでしょうか。
第5世代Ryzenでは、このほかDDR5に対応するなどのうわさもあります。