錦です。
AMDは、現在Radeon RX 5500 XTなどで採用されている、Navi 14コアは、TSMCではなく、Samsungで製造しているというと噂されています。
【追記】2019/12/24 8:05
その後、AMDの役員から誤報であり、TSMCにより製造されているという旨の確認がとれました。
AMD 7nm
AMD 7nmは、TSMCが製造されているという情報がありました。特にCPU Ryzenは、AMDの仕様ページにてTSMC 7nmと書かれているようにTSMCで製造されています。
しかし、GPUに関してはそうではないようで、RDNAのコア「Navi」のうちNavi 14に関しては Samsungが製造しているということのようです。ただ、AMDはGPUに関しては7nmで製造しているということしか明らかにしておらず、どこの企業が製造しているかを公表していないほか、出どころを見極めるのも難しいとのこと。また、すべてのNavi 14がSamsungで製造しているかどうかもわからないとのこと。
企業が、TSMCとSamsungに同時に生産をいらいするというのは過去に前例があり、例えばAppleはiPhone 6sに搭載された Apple A9チップをSamsungの14nmと、TSMCの16nmで製造していたり、NVIDIAが、Pascal世代のGP102 GP104 GP 106も同様の製造方法をとったことがあります。
TSMCのキャパオーバー
TSMCは、AMD以外に、Apple・Qualcommなど、世界とほぼすべてのモバイル向けSoCの製造をしていたり、あらゆるチップを生産しています。その上、この次の記事でお伝えするNVIDIAも7nm GPUの多くをTSMCに依頼する旨を述べており、TSMCのキャパがオーバーしているという情報があります。
特に、Apple(Apple A13 Bionic)とAMD(Ryzen/EPYC)の需要が高く、TSMCの供給が追いついていないという情報もありました。そのため、Samsungに生産を依頼しているというのは別に驚くことではないかもしてません。
via Fudzilla